平成17年 2月24日
広島大学大学院工学研究科
富士電機システムズ株式会社
広島大学大学院工学研究科と富士電機システムズの包括的研究協力の実施について
広島大学大学院工学研究科(研究科長:岡田光正)と富士電機システムズ株式会社(社長:伊藤晴夫 以下、富士電機システムズ)は、水環境分野全般にわたる技術開発における包括的研究協力(以下「研究協力」)について協定を締結致しました。
広島大学大学院工学研究科は、大量生産・大量消費の社会から持続可能な循環型社会への転換という大きな課題に対し貢献すべく、高度な研究成果を挙げ世界の発展のために尽くすことを目指しており、その中でも水環境分野の研究教育と国際協力に多くの実績を有しています。
一方、富士電機システムズは水環境分野において更なる事業の拡大を目指し、従来の電気計装等の分野に加え、高度処理や膜処理、汚泥処理等の水処理プロセスや、PFI事業、水道管理業務受託等、新たな分野への事業展開を行っています。
今回の研究協力は、両者が保有する資源の活用と緊密な人的交流を通して、水環境分野に適応する技術を研究開発し、得られた成果を広く社会に普及し、地域産業の発展と科学技術の振興、国際協力の推進に貢献することを目的としています。
今回協定を締結した研究協力の内容は以下の通りです。
(1)上下水道分野に関連した水処理技術分野
(2)民需分野における排水再利用技術
(3)その他両者が必要と認めた分野
今後は、両者のメンバーによる「研究協力委員会」を設置し、その下に研究テーマ毎に研究グループを置いて実際の研究活動を推進してまいります。