復建調査建設株式会社

平成16年7月28日

広島大学大学院工学研究科
復建調査設計株式会社

広島大学と復建調査設計、研究協力に関する包括的協定を締結
−21世紀の社会資本整備を担う知的産業・建設コンサルタントとの初めての協定締結−

広島大学大学院工学研究科(所在地:東広島市鏡山1−4−1、研究科長:岡田光正,以下「広島大学」)と復建調査設計株式会社(所在地:広島市東区光町2−10−11、代表取締役社長:近藤英樹、以下「復建調査設計」)は、環境創出・自然再生と資源循環・地球温暖化などの地球環境保全に関する環境エンジニアリング分野の技術開発に向けて、包括的研究協力に関する覚書を取り交わしました。

広島大学と民間企業との包括的研究協定は、エルピーダメモリ(本社・東京都)、三菱重工業等の製造業を中心とした実績が6件ありますが,社会資本整備をリードする知的産業である建設コンサルタント会社との協定締結は今回が初めてです。さらに、このような協定締結は建設コンサルタント業界では国内初となるものです。

世界トップレベルの特色ある総合研究大学を目指す広島大学は、国立大学の法人化を背景としてその研究機能を幅広く社会に役立てるという社会的使命に基づき、種々の教育研究機関や企業との共同研究、受託研究の受け入れを積極的に進め、地域社会における産業技術の振興と学術交流を推進しています。一方、わが国有数の建設コンサルタントである復建調査設計は、瀬戸内海などでの環境創出・自然再生や資源循環などの地球環境保全に関するコンサルタント分野で多くの実績を有しており、さらにこの分野の強化・拡大のために、種々の技術開発・研究開発を積極的に進めています。

今回の協定は、両者の有する資源の相互利用と緊密な人的交流を通して、環境エンジニアリング分野に関する研究開発を行うことで双方の発展を図ることを目的としており、得られた成果は科学技術、産業および地域社会の振興にも大きく貢献するものです。

締結しました協定に基づき、広島大学と復建調査設計は研究推進組織として両者による「研究協力委員会」を設置し、研究テーマの選定、予算の獲得・管理、知的財産の管理等を行います。また、協定締結期間は3年間を単位として、研究の進捗状況を勘案しながら運営を継続していきます。

本協定による研究協力は、以下に関連した分野で行う予定です。
(1) 環境創出・自然再生に関する分野
(2) 資源循環・地球温暖化などの地球環境保全に関する分野
(3) その他両者が必要と認めた分野

 


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