(1)本校が目指す教育のビジョンの共有
①中等教育に係る研究組織体として、研究組織と校務分掌組織との連携性を確認、強化して、研究と運営との連動性を図る。
②教育ビジョンを意識した、教育活動、研究活動を行う。
(2)マネジメントサイクルに基づく学校経営
①学校経営上の各事業をPlan(計画)― Do(実行)― Check(評価)― Action(改善)サイクルの可視化をもって遂行する。
②教員研修プログラムを策定して交流人事や教員研修の機能を高めるとともに外部研修への参加を促進し、教員の職能成長を推進する。
③学校運営全般にわたる業務の効率化について検討、業務を精選し、働き方改革を検証可能な形で進める。
④学校経費の節約に努め、戦略的な執行を目指す。一方、生徒が安全に学校生活を送ることができるよう、必要に応じて設備改修にかかる対策も検討する。
⑤学校説明会等による学校広報の工夫に努め、入学希望者の増加を図る。
⑥PTA等の諸組織との緊密な連携により、教育環境の充実を図る。
⑦GIGAスクール事業に対応した教育環境の整備を図る。
(3)教育活動の充実
A 学習指導
①授業やテスト等の日々の学習活動の充実による全人教育の実現を図るとともに、学習目標の達成度を適切に評価し、その分析を通じた学習指導研究、カリキュラム開発研究、評価方法研究(ルーブリックなど)を展開する。
②国際標準の学力の育成を目指した教育を推進することを通して、知識の定着と思考力、判断力、表現力等の向上を図り、平和的、民主的、文化的な地域・日本・世界の形成者に必要な資質を育成するとともに、希望する進路の実現を支援する。
B 生徒指導
①SDGs活動を通じた全人教育の実現を図る。
②「自由・自主・自律」を校風とする附属中・高生としての自覚を高め、生徒会の充実を図る。
③生徒が有意義な学校生活をおくれるような教育環境の整備に努める。
④生徒会活動、生徒指導を通じて、社会的ルール遵守や規範意識を促す。
⑤生徒同士の好ましい人間関係の形成を支援すると同時に、アンケート調査等を通じていじめの未然防止と早期発見・対応に努める。
C 保健指導
①心身ともに健康な学校生活の実現を図る。
②スクールカウンセラー等の専門職も含むチーム学校として、心身に課題を抱える生徒の学校生活を継続的に支援するとともに、生徒一人ひとりの健全な人間観を育成する。
③校内清掃活動を充実させ、校内美化の向上と美化意識の高揚を図る。
(4)教育実習への貢献
①先進的・先駆的な研究活動や国際標準の学力の育成を目指した教育活動を通じて、新たな学びの方法を備えた教員を養成するための指導計画を構築する。
②教育実習生の課題を具体的に提示するシステムを構築するなど、大学との連携・協力の実質化に向けて、教育実習実施の具体的方策を提案する。
③教育実習生の教科指導力、授業力を育成するとともに、実習生の指導力、授業力を適切に評価し、その分析に基づく実習指導研究、実習指導計画研究を展開し、指導の改善を図る。
(5)「先進的、先駆的な研究推進校」としての研究開発の推進
①先進的・先駆的な研究活動を通じて、持続可能な社会づくりの担い手を育む学校運営、中等教育カリキュラムを策定し、これを広く発信する。
②数年後の学習指導要領改訂を先取りする教育研究を積み上げるための方向性を、各教科ならびに探究学習等の通教科的な方面から検討する。
③スーパーサイエンスハイスクール等との関連でも大学との連携・協力の実質化を図り、高大連携・接続を推進する。
④全国の教育研究大会や学会・研究会等に積極的に参加するとともに、広島を中心とした中四国九州の教育研究機関との連携を図り、今日的な研究課題の発掘と研究方法の開拓を展開する。
⑤中等教育研究大会を開催し、全国の教員に研究の成果を提供する。
⑥ユネスコ・スクール、SDGs活動をさらに推進し、本校における教育の思想及び構造を策定し、成果を地域社会に向けて発信する。
⑦教職員、生徒の海外研修、海外学校との交流事業計画を策定し、成果を発信する。
⑧STEAM教育、ESDの推進等、先導的な実験的カリキュラムの導入について検討する。
(6)教職員の働き方改革の推進
①勤務時間・在校時間の短縮(努力目標の設置と実施、有効な対応策を検討するため、超過勤務・在校時間の理由・原因を明確化する)
②日常業務や学校行事、校務分掌の見直しと教員間の業務等負担の平準化
③班活動(部活動)指導改革の可視化(分担の平準化、外部指導員導入の検討、時間短縮)
④時間割の工夫による授業準備時間の確保
⑤半日間の研修日設定の可能性について検討および試行
⑥教職員のハラスメント対策の研修強化と教職員の心身の健康管理