「平和」をテーマにした学習の様子
第6学年前期では、主に平和をテーマにした学習を行っています。これまでには、「ヒロシマを語る」をテーマに、口承する経験やヒロシマの実相を知る学習などを積み重ねてきました。6年生の学習ではそれらの学びを生かして、自分自身と「ヒロシマ」について考え、平和を希求し行動することのできる子どもを育てていきます。
具体的には、1年生に戦争や原爆について伝える活動、長崎や沖縄の子ども達との交流などを行っています。長崎大学教育学部附属小学校、琉球大学教育学部附属小学校とオンラインでつながり、「ヒロシマを生きる人」として、学んだことを伝えあう活動を行いました。
このような活動を通して、地球上で起きている様々な問題が、遠い世界で起きていることではなく、自分の生活に関係していることに気づき、持続可能な社会の創り手としての資質・能力を育てていきます。
後期の平和学習では、これまでオンラインで交流を続けてきた長崎大学教育学部附属小学校の6年生と実際に会い、長崎と広島の両方でフィールドワークを行いました。被爆遺構を巡り、自分たちの町をそれぞれが紹介しながら平和について学びました。
また、これまでの平和学習のまとめとして、ヒロシマ、ナガサキ、オキナワをオンラインでつなぎ、3校合同オンライン平和会議を行いました。それぞれの学びを共有するとともに、平和な世界の実現にむけて、これから自分たちがどう生きていくかについて意見を交わしました。自分の町で起きたことを忘れないこと、戦争の被害にあった人々の思いを受け継ぐこと、平和について語り合うこと、武力ではなく対話で解決することなど、自分たちにできそうなことを見出すことができました。これまでの平和学習をもとに、これからも平和について考えていきたいという気持ちが高まりました。そして、またいつかこれまで一緒に交流してきた長崎や沖縄の友達と再会を願うとともに、それぞれの町を訪問し、学びたいと思いました。
「今日の広大附属小」にも掲載されています。
学校紹介「今日の広大附属小」にも掲載されています。クリックするとページに移動します。