森脇 宇俊(国際協力研究科 開発科学専攻)

内定先:株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル
G.ecbo派遣先:株式会社アルメックVPI(フィリピン)(2018年 8月〜10月)

この企業・業界を選んだ理由

私の学部生時代の専門は土木工学で,大学院では交通工学研究室に所属していました。その当時から海外で仕事がしてみたいという漠然とした気持ちがありました。また,研究室が国際協力研究科という学生の約8割が留学生という環境で,その研究室にいると,留学生から「自分の街は交通渋滞がひどいから自分が解決するんだ」といった話をよく聞きました。日本で生まれ育ったので当たり前と思っていたことが海外では当たり前ではなく,自分の置かれている環境がいかに恵まれていたかを知らされました。このような経験から,私が当たり前だと思っていたものを途上国でも当たり前にしていきたいと思い,途上国の都市の交通問題の解決に貢献しようと考えるようになりました。そこで,途上国における都市問題に対して計画から設計まで担っているオリエンタルコンサルタンツグローバルへの就職を決めました。

インターンシップ経験が就職活動に与えた影響

これまでに海外旅行での渡航経験はあったのですが,このインターンのように海外で実際に働かれている日本人の方とお会いして,現場を見せていただいたのは初めてでした。マニラでの滞在中,現地で働かれている様々な日本人の方にお会いする機会がありましたが,皆さん生き生きと楽しそうに仕事をされているのが印象的でした。こうした経験から,このプログラムに参加する前は「海外で働いてみたい」だった思いが,インターンを経験したことで「海外で働きたい」という強い思いに変わりました。

【受け入れ先事務所で最終発表を終えた後の記念撮影】

今後の目標

こちらの都合を押し付けるのではなく,現地に住んでいる人はどうして欲しいのかなど関わる全ての人の話を聞き,全員に納得してもらえるような交通計画を策定していけるコンサルタントのプロフェッショナルになりたいです。

【指導教員の藤原先生と,滞在中に助言をいただいた フィリピン大学のRegin先生】

 後輩へのアドバイス  

G.ecboプログラムへ参加するには不安もあり,躊躇している人もいると思います。私も参加するまではそうでしたが,参加して後悔したことは全くありませんでした.マニラに滞在中,苦労することもありましたが,今考えるとかけがえのない経験であり全てが今の自信になっています。学生の間は少々失敗しても誰かが助けてくれるので,興味があるものにはどんどん挑戦してみてください。


up