男女共同参画セミナー『多様な性の視点でつくる学校教育』を開催しました。

 広島大学男女共同参画推進室では、広島大学ダイバーシティ研究センターと共催で男女共同参画セミナー『多様な性の視点でつくる学校教育』を11月6日(金)に開催しました。
 日本学術振興会特別研究員PDの眞野 豊氏を講師に迎え、講演と質疑応答を行いました。
 当セミナーは総合科学部専門科目「学問とジェンダー」の講義の一環ですが、この日のみ公開とし、セミナーとして実施しました。会場およびオンライン配信で約50名が参加しました。

 講演では中学校教員として勤務されたご自身の経験などを交え、学校現場での「多様な性」の取り扱いの現状やSOGIE(※)教育の重要性やその方法についてお話いただきました。講演後は質疑応答が行われ、活発な意見交換が行われました。

 終了後のアンケートでは「学校教育で性の多様性や性が人権であるということを教えることの重要性を感じた。」「理解していると思っていたがまだ全然理解が足りていなかったことを痛感した。」「当事者・現場の方のお話を聞ける貴重な機会だった。」などの感想がありました。また、将来は教職を目指しているという学生の受講者も多く、とても勉強となったようです。

 男女共同参画推進室では今後もこのようなセミナー等の開催を通し、多様な人が参画できる社会の推進を進めてまいります。

 

※SOGIEとは「性的指向=Sexual Orientation」と「性自認=Gender Identity」と「性表現=Gender Expression」のこと


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