男女共同参画セミナー「『普通の性』をとらえなおす」を開催しました。

 広島大学男女共同参画推進室では、ダイバーシティ研究センターと共催で男女共同参画セミナー「『普通の性』をとらえなおす-身体、ジェンダー、好きの多様性-」を11月8日(火)に開催しました。
 ジェンダー&セクシュアリティ ライターの佐倉 智美 氏を講師に迎え、講演と質疑応答を行いました。
 当セミナーは総合科学部専門科目「学問とジェンダー」の講義の一環ですが、この日のみ公開とし、セミナーとして実施しました。会場およびオンライン配信で約60名が参加しました。

 講演では佐倉氏自身の経験をもとに、「性別」とは何か、「身体の性別」「心の性別」「性的指向」という概念についてのお話から、ひとりひとりのありのままを尊重することについてお話をいただきました。
 講演後は短い時間でしたが、受講者の質問に回答していただきました。

 終了後に実施したアンケートでは「性が多様であることは自分で分かっていると思っていても、やはりまだ無意識に男女を前提に考えてしまうことがあるので意識的に変えていきたいと思った」、「性別=解釈という考えが印象的だった」、「『LGBT』を理解することがジェンダーを理解することであると思っていたが、それよりも『多様な性』を抱えて生きているということが大事だと分かった」などの感想がありました。

 男女共同参画推進室では今後もこのようなセミナー等の開催を通し、多様な人が参画できる社会の推進を進めてまいります。

講演の様子

会場の様子


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