特別なことは、何一つなく。

山先 直子 室長

基本情報

  • 所属及び職名:持続可能性に寄与するキラルノット超物質国際研究所事務室 室長(2026年10月掲載時点)
     

現在、どのような仕事をしていますか。

 世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の国際研究拠点で、事務室長として拠点運営に携わっています。国内外から集まった研究者が研究に専念できる環境を整えるため、研究支援、人事、予算、広報、建物・設備の管理など、業務は多岐にわたります。前例どおりにはいかないことも多く、国際的な研究拠点ならではの新しい課題に日々向き合っています。
 

スキルアップはどのように図ってこられたのでしょうか。

 これまでを振り返ると、特別にスキルアップやキャリアプランを意識してきたわけではありません。異動するたびに仕事内容も周囲の環境も変わりますが、その都度、新しいことを学びながら、そのときの自分にできることに真面目に取り組んできました。そうした一つひとつの経験が、自分自身の学びにつながってきたように思います。
 

管理職になってから仕事に対する受け止め方や心境はどのように変化しましたか。

 管理職になってからは、判断を求められる場面も増えましたが、すべてを自分一人で完璧に解決することはできないので、分からないことは周囲に相談し、それぞれの知識や考えに助けられながら、よりよい方向を探していくことを大切にしています。ただ、「思うように伝えることができなかった」「うまく説明できなかった」など反省することも多い毎日ですが、それでも眠りにつくときには「今日も一日、いい日だった」と心から思っていたりします。
 

ワーク・ライフ・バランスについて、仕事以外のプライベートはどのように過ごしていますか。

 仕事から離れると、家族と過ごす時間が何よりの楽しみです。職場以外では、ほとんど仕事の話はしません。ワーク・ライフ・バランスのあり方も、人それぞれ違うと思いますが、私は、無理に理想的なバランスを目指すより、その時々の状況に合わせて、時には折り合いをつけながら、自分にとって心地よいペースを見つけていきたいと思っています。
 

今の職務において大切にしていることがあれば教えてください。

 一番大切にしているのは、相手の立場に立って考えることです。現在の職場には、国籍や専門分野、立場、これまでの職歴など、さまざまなバックグラウンドを持つ人がいます。まずは相手の話に耳を傾け、そこにある意見や提案をできるだけくみ取るよう心掛けています。スタッフが安心して相談でき、一人ひとりが自分の力を十分に発揮し、気持ちよく仕事ができる職場でありたいと思っています。
 

次に続く女性たちへメッセージをお願いします。

 私自身、若い頃に今の自分を想像していたわけではありません。その時々に与えられた仕事に取り組み、さまざまな部署で多くの人と出会い、経験を重ねてきた結果、今があります。キャリアは人それぞれ違い、必ずしも思い描いたとおりに進むものではないからこそ、面白いのかもしれません。大学職員の仕事には、年齢や経験にかかわらず、新しいことを始める機会がたくさんあります。私自身も、まだまだ学ぶことの多い毎日です。
 

採用後の経歴

 1996年度採用。国際協力研究科、総務部、経理部、生物生産学部、生物圏科学研究科、財務・総務室、工学研究科、先進理工系科学研究科設立準備室、国際協力学系支援室などを経て2023年度から現職。


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