大志を抱け・・・「目の前にある仕事はすべてチャンス」

和木 光江 グループリーダー

基本情報

  • 所属及び職名:財務・総務室広報部広報グループ グループリーダー(2017年11月掲載時点)

現在、どのような仕事をしていますか。

 広報グループは、全学の広報に関する業務を行っています。広報誌の作成・発行、公式ウェブサイトの運用・管理、報道機関対応など多岐にわたっています。広報の目的は、大学の活動(教育・研究・社会連携など)を社会に伝え存在感を高めていく、また構成員の気持ちをひとつにして広島大学としての一体感を高めていくことだと思います。そのためには、発信した情報がいかに受け手の心に響くかを考えています。一方で、突発的な危機にどう対応するかという、緊急時の広報も大切な業務です。
 広報という仕事は、他部署との連携なしでは何一つ成り立ちません。全部署とT字型のコミュニケーションがとれる広報でありたいと思います。

スキルアップはどのように図ってこられたのでしょうか。

 学外及び学内の各種講習会、セミナーへの参加は刺激があり有効と思います。しかし、業務に関するスキルアップの基本はOJTだと感じています。日々の業務をこなす中で、スキルを身に付けてきたのかもしれません。目の前にある仕事はすべてチャンスと思って取り組むことと、求められていることを察する力を身に付けるという意識も必要でしょう。
 と言っても、まだまだ道半ばで、自分にどのようなスキルが身に付いているかは不明です。日々精進の気持ちです。どんなことにもチャレンジする「柔軟な頭と姿勢」を持ちたいと思います。
 また、私はやってきませんでしたが、自己投資によるキャリアアップに挑戦してもいいと思います。自分磨きにお金と時間を費やす。直接業務に結びつかないと思われることでも挑戦してはどうでしょうか。

管理職になってから仕事に対する受け止め方や心境はどのように変化しましたか。

 第一線で働く実務担当者の時期は、「大変でもやりがいのある仕事」を働く上で重要な点としてきました。リーダー(管理職)となった当初は、求められる役割が変化し「プレイヤーとマネージャー」という2つの役割の業務バランスに戸惑いました。
 リーダーの役割としては、多くの人を巻き込みながら一緒にやっていくことが重要だと思います。グループのメンバーが仕事をしやすい環境を作りながら、リーダーとしての価値を提供できればと思います。マネジメントとは、人の上に立つことばかりではなく、部下に上手く統率させるという一面もあるかもしれません。

ワーク・ライフ・バランスについて、仕事以外のプライベートはどのように過ごしていますか。

 取り立てて変わったことはしていません。基本、土曜日の半日は家事に追われています。極めて一般的ですね。
 1年位前から、少し真面目にジョギングすることを再開しました。「走っている間、何考えているの?」とよく聞かれます。答えは、「空白の時間」です。頭の中がリセットされる時間帯です。ふとアイディアが浮かんでくることもありますが、メモできないので走り終えた時点でこちらもリセットされてしまうことも・・・。

今の職務において大切にしていることがあれば教えてください。

 広報部門は、ニュートラルな立ち位置の部署だと思います。片足は学内に、もう一方は社会に。この感覚を忘れずにいたいと思います。
 明確なビジョンを掲げることも重要だと思います。人は、心を突き動かされないと付いてこない。自分自身の言葉で伝えられるようにしたいと思っています。多くの人を巻き込み一緒にやっていくことが重要だと感じています。

次に続く女性たちへメッセージをお願いします。

 バリキャリタイプ(バリバリ働くキャリア志向)もいれば普通に働く女性もいていいと思います。これからは多様な働き方ができると思いますが、管理職への意欲を持ち続けてください。
 大きな判断を下すのは男性の方が得意だと昔は思っていました。でも、女性にはその訓練が足らないだけだと感じています。臆せず野心を持って自分の道を切り開いていってほしいです。相手との人間関係作りを重視してきた女性が、キャリアを伸ばす機会を与えられれば、職場でその存在感を発揮できるようになると確信しています。
 最後に、ビジネス・パーソンとして服装や身だしなみに気を配ることはとても大切です。服装は、ビジネスの場で戦うための「武器」のようなものです。役職とその場にあった格好をすることは時に大きな自信にもつながります。

採用後の経歴

 1986年度に採用、庶務部、教育学部、理学部、総務部、工学部、人事部、学長室、社会連携・情報政策室などを経て、2011年から現職。
   (2017年11月掲載時点)


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