自然体で、持てる力を発揮・・・「気負わず、無理せず、自分らしく」

 林 公美 室長

基本情報

  • 所属及び職名:東広島地区運営支援部国際協力研究科支援室 室長(2017年12月掲載時点)

現在、どのような仕事をしていますか。

 東広島地区運営支援部国際協力研究科支援室において、支援室長として、運営支援及び学生支援の統括業務を行い、また、副研究科長(総務担当)の立場で部局長支援を行っています。

スキルアップはどのように図ってこられたのでしょうか。

 理学部化学科の教務員として採用され、4年間は、元素分析、学生実験のサポート等を行っておりました。その後、結婚を機に、事務職員となりましたが、子供が幼少期の時は、「いつまで大学で働くのか」、「スキルアップ、キャリア形成はどうするのか」などと、意識することなく過ごしてきたというのが正直なところです。その後、主任を経て、主査となり、自分に任された業務を一生懸命こなすことで、達成感ややりがいを感じるようになりました。そして、上司からの後押しもあり、縁があって今に至っております。

管理職になってから仕事に対する受け止め方や心境はどのように変化しましたか。

 室長となってからは、組織の長として、物事の決断をし、部下の評価をする立場となり、責任をより強く感じるようになりました。そして、これまでより広い視野で物事を見るようになったと思います。職場の雰囲気を大切にし、部下がいかに活き活きと、持てる力を発揮できるかを考えて仕事をしています。

ワーク・ライフ・バランスについて、仕事以外のプライベートはどのように過ごしていますか。

 子供が幼少期の時は、両親や妹が、病気になった子供の看病や保育園の送迎を協力してくれました。子供が小学校に入学する際、実家近くに家を建て、子供は、学校帰りに実家に帰るようにしていましたので、安心して仕事をし、帰宅してからも、余裕をもって過ごすことが出来たと思います。忙しい時期は主人が晩御飯の支度をしてくれました。
 また、その当時、休日のうち一日は、子供といろいろな場所に出かけてしっかり遊び、残りの一日は、子供と一緒にお昼寝をするなどしてエネルギーを充電していました。
 現在は、これまで、子育てをサポートしてもらってきた母の足腰が弱くなってきたので、運動を兼ねて、仕事の帰りや休日に一緒に買い物に出かけたり、録画をしたドラマを観て楽しんでいます。また、食べる事が大好きで、美味しいお店を見つけては愛犬(トイプードル:宗次郎)も連れて娘や主人と出かけています。お笑いも好きで、機会があれば、息子が住んでいる大阪のお笑い劇場に出向き、漫才を観てエネルギーをもらっています。

今の職務において大切にしていることがあれば教えてください。

 相談しやすい雰囲気づくり、部下とのコミュニケーションを大切にしています。部下の能力を最大限に引き出すこと、問題が起こった時にすぐに相談が出来る組織作りをすることが、管理職として大切だと思っています。また、チームの中で、刺激し合い、高めあえるようにしています。その中で「お陰様」の気持ちを持って助け合っていける職場作りを心がけています。

次に続く女性たちへメッセージをお願いします。

 ”女性だから”と気負うことなく、自然体で、持てる力を発揮してほしいと思います。みなさんの置かれている立場や境遇は違うと思います。時には人の助けをもらい、時にはサポートする。日々仕事を頑張っているけどキャリアアップすることに悩んでいる方は、どうぞ上司からの後押しに一歩踏み出してください。これまでとは違ったやりがいを感じることができ、仕事にそして人生に幅ができます。
 でも、気負わず、無理せず、自分らしく。

採用後の経歴

 1986年度採用。理学部、先端物質科学研究科、医歯薬学総合研究科等、社会科学研究科などを経て、2017年から現職。
   (2017年12月掲載時点)


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