全ての経験を糧に

川窪 百合子 グループリーダー

基本情報

  • 所属及び職名:国際室国際部国際交流グループ グループリーダー(2019年8月掲載時点)

現在、どのような仕事をしていますか。

 国際交流グループは、本学の国際交流の促進に係る業務を行っています。具体的には、森戸国際高等教育学院の設置・支援、国際戦略の策定・実施、海外拠点の設立・運営支援、国際交流協定の締結、学生交流プログラムの実施(受入れ・派遣支援)、国際教育プログラムの開発・運営、外部資金事業申請、海外からの来賓の接遇、二国間学長会議の開催、国際交流イベントの実施等に取り組んでおり、それらの見直し・改善を進めています。

スキルアップはどのように図ってこられたのでしょうか。

 日々の業務において、先生方、上司、同僚、関係者の方々から多くのことを学ばせていただいています。スキルアップを図るようなことは特段していませんが、選択肢が複数ある場合は、努力を要する道を敢えて選んできました。困難に直面しても粘り強く前向きに対応し、それを積み重ねていくうちに、柔軟な対応力が身に付いてきたと思います。様々な業務の全てがそれぞれ貴重な経験で、スキルアップに繋がっていると感じています。
 

管理職になってから仕事に対する受け止め方や心境はどのように変化しましたか。

 グループ全体の状況を把握しつつ、一人ひとりの職員を見るようになりました。各業務の担当職員が助け合って効率良く働ける体制をつくり、各職員が自ら担当業務の課題を分析して提案・実施していけるような言葉掛けを心がけています。様々な業務の実施・見直し・改善を進めていくには、先生方、上司、同僚からの御助言や御協力が不可欠で、大きな支えになっています。

ワーク・ライフ・バランスについて、仕事以外のプライベートはどのように過ごしていますか。

 ほぼ毎週末ヴァイオリンの練習をしています。アマチュア・オーケストラの演奏会への出演や海外のオーケストラとの共演、友達との室内楽演奏等を楽しんでいます。ベートーヴェンの交響曲第九番の演奏で、「第九ひろしま」の合唱団にも参加しました。また、プロの演奏家や友達が出演する演奏会、美術鑑賞等を通じて、音楽や美術からたくさんのエネルギーをいただいています。

今の職務において大切にしていることがあれば教えてください。

 国際交流の分野では、価値観、コミュニケーションの取り方、仕事の進め方等で海外との違いに触れることが多くあります。確認をしながら積み上げてきたものであっても、先方から急な変更を求められることや、イベントの当日にハプニングが起きて対応を求められること等もよくあります。そういった違いを越えて協力し交流を深めていくことの面白さや楽しさを大切にしています。

次に続く女性たちへメッセージをお願いします。

 何一つ無駄なことはなく次に繋がっていきますので、ポジティブな経験だけでなくネガティブな経験も糧になると思います。ネガティブなことはできれば起きてほしくないですが、学びのチャンスなのかもしれません。壁を越えていく度に新しいものが見えて、次のステップへと繋がっていくと思います。一緒に様々な経験を楽しんでいきましょう!
 

採用後の経歴

 2002年度採用。電気通信大学、文部科学省初等中等教育局、大臣官房国際課、科学技術・学術政策局政策課などを経て、2017年度から現職。


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