安藤 俊範

  • Ando T, et al., "EGFR Regulates the Hippo Pathway by promoting the tyrosine phosphorylation of MOB1", Communications Biology, 4(1), 1237 (2021). DOI
     
  • Ando T, Charindra D, Shrestha M, Umehara H, Ogawa I, Miyauchi M, Takata T, "Tissue inhibitor of metalloproteinase-1 promotes cell proliferation through YAP/TAZ activation in cancer", Oncogene, 37(2), 263-270 (2018). DOI
     
  • Ando T, et al., "Ameloblastin induces tumor suppressive phenotype and enhances chemosensitivity to doxorubicin via Src-Stat3 inactivation in osteosarcoma", Scientific Reports, 7, 40187 (2017). DOI

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愛知県出身。広島大学歯学部を2010年に卒業後、歯科研修医を経て同学大学院にて学位を取得。2015年には広島大学・助教に就任。その後2017年より米国カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)へ留学。2020年に帰国し、同年4月から広島大学病院の口腔検査センターにおいて診療医として着任。同年10月から現職。

2019年にがんゲノム医療が開始されてから、がんの治療法は、遺伝子異常に応じた「オーダーメード」ともいえる治療が可能となりつつある中、シグナル経路の一つ、Hippo経路に着目し、がん発生や免疫回避のメカニズムについて解き明かそうとしている。これまでの研究では、遺伝子異常とHippo経路の関連性についてフォーカスしていたが、新しい研究では遺伝子異常を受けて、Hippo経路が免疫細胞に及ぼす影響について調べようとしている。ゆくゆくは創薬という形での貢献も考えながら、企業連携や起業も視野に入れた活動も構想中である。自身の研究成果を発展させたいという願いが、強いモチベーションとなっている。


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