IGS3つの視点

IGS3つの視点

文化と観光という視点

グローバル化は地域の文化を絶やすのでしょうか?移住と移動が増えると、人の居場所はどう変化するでしょう?観光は文化間理解に貢献し、地域の自然と文化を守る手段として評価されています。しかし、同時に環境破壊につながり、宗教や祭りなどを単なる見世物にしてしまう危険性はないでしょうか?このような課題を考えるためにグローバル社会における人と文化の関係、観光と地域の関係、思想と文化の関係、日本文化と世界との関係について論じる能力を養成します。

平和とコミュニケーションという視点

世界中の人がグローバル化の恩恵を平等に享受しているでしょうか。グローバル化に伴い、世界観や価値観の相違が顕著になり、経済的利得や政治的優位性をめぐる集団間での対立が増えているのではないでしょうか?しかし、世界平和を構築するため、私たちは人間の英知を傾け、心を伝え合う良好なコミュニケーションを土台に克服していかなければなりません。IGSでは、グローバルな視点から様々な対立の背景や原因を探り、他文化・他言語との相違を認識する平和共生の社会実現に向けた学問的方法を学びます。

環境と社会という視点

環境問題の解決に貢献したいと思いませんか?枯渇する資源やエネルギーの有効利用に興味はありませんか?これらの問題と対峙するためには、自然科学の知識とともに、社会学や経済学、自然災害や環境リスクなど人間社会と環境のつながりの理解も必要です。環境問題や資源・エネルギー問題と関連の深い理系文系の知識を涵養し、問題解決のための仕組みを模索します。

IGSでの学びの例

履修例1:観光を生かして文化と地域の発展に貢献したい

教養で外国語や文化と地理に関する知識を身につけます。「観光論」で複数の学問から観光の基礎を学び、「日本の観光」と「国際観光論」で観光の効果と課題を見つけます。「現代日本文化論」や人類学科目でグローバル化と文化の関係を考えます。現地調査と卒業論文で、地域に貢献する観光の仕組みを検討します。就職先としては、観光産業やコンサルティング会社、国内や海外で観光を推進する組織などが考えられます。

履修例2:紛争の原因や他文化・他言語の適切な認識の仕方について学びたい

「平和と紛争研究」や「戦争と平和の応用倫理学」などでアジア、中東、アフリカで継続する現代武力紛争の特色について考えつつ、「文化心理学」や「言語と思考」などで、他文化・他言語間でのものの見方や捉え方の相違を認識し尊重する態度を学ぶことができるようになります。就職先としては、国際公務員、外交官、航空・旅行業、国際的に事業展開する民間企業などが考えられます。

履修例3:自然や生物多様性を守りたい

「自然誌と自然科学」で自然の仕組みをしっかり学ぶとともに、「多様性生態学」や「生物多様性保護」で生物多様性の現状や保護の必要性、保護の方策を学びます。さらに「自然災害と社会」や「環境経済と政策」で学ぶ人間社会と環境の関係を活用し、自然や生物多様性を保護する社会的な仕組みづくりを考えます。就職先としては、コンサルティング会社、行政、国際環境保護団体などがあります。


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