【研究キーワード】
老年期作業療法、回想法、介護予防、フレイル、認知症、生活の質(Quality of life)
【最近のハイライト】
高齢者のその人らしい生活を支援するため、エビデンスに基づいた作業療法の確立をめざして取り組んでおります。現在、高齢化が急速に進む中、認知症と抑うつの対策が重要な課題となってきています。こうした課題への対策として、高齢者の心理的適応の維持回復や認知症予防を目的とした心理社会的アプローチの1つとして回想法が注目されています。
我々は、こうした重要課題に対して、特に回想法の効果検証に力を注ぎ、研究を行っております。その目標は、(1)回想法が地域在住高齢者のための認知症や抑うつ予防に有用なプログラムを構築すること、(2)特定の設備の整った施設のみで実施するだけでなく、幅広い地域在住高齢者がサービスをうけることができる環境を整えること、です。その他に、関連機関との連携を行い、様々な活動にも加わり、社会貢献できるよう努力を続けております。