【教育内容】
当教室では、基礎看護学や臨床看護学の理論と技術、態度を学んだ上で、自分の価値観や傾向を振り返りながら、国を超えて様々な場所で暮らす人々の健康を促進するために行う看護実践やヘルスシステムの改善について学習します。
学部教育では、SDGsやUHCを含む国際的なアジェンダ、国内外のヘルスシステム、健康管理に関連する基礎知識に加え、海外での医療活動や国内での外国人のニーズに沿ったケア提供など、幅広い実践活動を学びます。
大学院では、国際保健の重要なアジェンダを考慮しながら、新しい発想で、本質的に重要なアウトカムを得るために、国際的なデータを活用した研究、フィールド研究など様々な形の国際共同研究に参加する機会を提供します。自身が対象とする人々の健康を促進する上で重要な概念とは何か、国内外のフィールドでどのように測定・記述するのか、異文化の人々を対象としたデータをどのように分析・解釈すべきか、対話を通し、自立した研究者を目指して段階的に学びます。
【研究内容】
・アフリカの人々の医療在来知に関する研究
・タンザニアにおける妊娠期ケアアプリの開発と実装研究
・若年妊娠とジェンダー格差を予防する教育支援研究
(JICA草の根技術協力事業:https://www.jica.go.jp/partner/kusanone/country/tanzania.html)
・People-Centered Careの尺度・教材開発研究
・日本語版HUG Your Babyの開発と実践に関する研究
国連本部で開催されたInternational Day of Women and Girls in Scienceでのスピーチ
タンザニアの助産師たちとのアプリ開発・実装研究の様子