カリキュラム・ポリシー

マネジメント専攻は,現代社会の様々な現場から持ち込まれる,あらゆる組織が直面するマネジメント上の課題を研究領域としており,そこでは,研究者の最新の理論とビジネスや公的機関に従事する職業人の持つ現実とが,激しく交錯する「場」が形成されている。さらに,学部から直接進学した学生やアジアを中心とする留学生による,フレッシュな感性やグローバルな視点が加わり,世代間・国際間の交流が生み出されている。

本専攻では,こうした「場」で得られた知識や新たな知見が,修了生によって現実に適用されることを常に意識して教育に取り組んでおり,以下の方針で教育課程を編成・実施している。

博士課程前期

  • 博士課程前期の教育課程では,コースワークと研究指導の最適な組み合わせを提供している。
  • コースワークは,マネジメントプログラム(Management Program, MP)とアジアマネジメントプログラム(Asia Management  Program, AMP)の2つの教育プログラムで編成する。
  • マネジメントプログラムで提供される授業科目は,「組織・経営」「会計・経営情報」「地域・交流」の3分野から成り,指導教員の助言のもとで自らの研究方向に合致した科目を選択して履修する。
  • アジア地域における日本型マネジメントの実践や研究を担う人材の育成を目的とするアジアマネジメントプログラムでは,マネジメントプログラムの科目に加えて,アジア諸国のマネジメント特性の理解や異文化理解・異文化交渉の促進に資する科目(AMP科目)を履修する。
  • 両プログラムに共通の必修科目として,初年度生の研究基礎力の涵養を目的とする「リサーチ・リテラシー」をおく。
  • 研究指導の面では,主指導1名,副指導2名の教員による共同指導体制の下,専攻共通のプロセスに則って,修士論文又は課題研究の作成に向けてシステマティックな指導を実施する。

博士課程後期

  • 博士課程後期の教育課程では,中間発表会の実施や論文概要の提出など,3年間で学位論文を作成するために専攻共通の標準的な修了プロセスを設定しており,それに則ってマネジメント特別演習による研究指導を行う。
  • 研究成果の学会報告および学術専門雑誌への論文掲載に向けた指導を通じて,独創的で先端的な学位論文の完成に導く。


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