【2011年度教育学研究科講演シリーズ第6回】
広島大学特別支援教育講演会「CALMSモデルによる吃音のアセスメントと臨床」
開催のお知らせ
【概要】
従来、吃音の臨床は、吃音の言語症状の軽減・改善に主眼がおかれてきました。しかし近年では、吃音の言語症状だけでなく、
全般的な認知能力や言語能力、口腔運動能力、それから吃音に対する知識・認識面、行動面、心理・感情面、社交性、環境要
因などといった様々な要因を包括的・総合的にアセスメント・臨床を行う「多面的モデル」が提唱されるようになりました。そこで今
回は、「多面的モデル」を提唱している第一人者で、ネブラスカ大学リンカーン校教授のDr. E. Charles Healey氏をお招きし、多面
的モデルの1つであるCALMSモデルによる吃音のアセスメントと臨床についてご講演いただくこととしました。最初に、本学大学
院教育学研究科川合紀宗准教授が、「吃音の包括的・総合的アセスメントの重要性」について講演を行い、その後、Healey教授
に「CALMSモデルによる吃音のアセスメントと臨床」について、たっぷりとご講演いただきます。大変貴重な機会ですので、どうぞ
お誘いあわせのうえお越しください。
【日時】
2011年12月4日(日)13:30~17:00(13:00受付開始)
【場所】
広島大学教育学部 L205号教室(東広島キャンパス:東広島市鏡山1-1-1)
(※開催教室を変更しております。ご注意くださいませ。)
【講師】
E. Charles Healey先生(米国ネブラスカ大学リンカーン校特殊教育・コミュニケーション障害学部 教授)
米国音声言語聴覚協会(ASHA)認定言語療法士(CCC-SLP)、同協会吃音分科会認定臨床スペシャリスト(BRS-FD)、同協会フェ
ロー。ケンタッキー大学で言語病理学士、言語病理学修士を取得し、その後パデュー大学にて言語病理学博士を取得。1977年より
ネブラスカ大学リンカーン校に勤務。研究・臨床領域は吃音と音声障害。近年は吃音中核症状の聴知覚に関する研究に取り組むと
ともに、CALMSモデルによるアセスメント・臨床アプローチを確立させた。このアプローチは全米に広まりつつある。
川合紀宗(本学大学院教育学研究科 准教授)
略歴:米国音声言語聴覚協会(ASHA)認定言語療法士(CCC-SLP)、広島大学で学士(教育学)、修士(教育学)を取得し、その後
米国に留学。コロラド大学ボルダー校にて言語病理学修士を取得し、コロラド州アダムス郡教育局で言語療法士として勤務。その
後、ネブラスカ大学リンカーン校にて言語病理学博士を取得。ネブラスカ大学ではCharles Healey教授に師事。2007年より本学大学
院教育学研究科附属特別支援教育実践センターに勤務。研究・臨床領域は吃音を中心とした小児の言語・コミュニケーション障害。
【参加費】
無料・事前申込み不要
【お問い合わせ】
広島大学大学院教育学研究科附属
特別支援教育実践センター
TEL/FAX:082-424-7179
E-mail: csnerp(AT)hiroshima-u.ac.jp *(AT)は半角@に置き換えてください
http://home.hiroshima-u.ac.jp/csnerp/
担当:川合・大鹿
主催 : 科学研究費補助金「言語の普遍性と個別性を考慮した言語障害の症状の解明とそのセラピーの研究(課題番号:23320083、
代表:氏平明)」チーム、日本コミュニケーション障害学会 吃音および流暢性障害分科会、広島大学大学院教育学研究科附属
特別支援教育実践センター、同特別支援教育学講座
共催 : 国立大学法人障害児教育関連センター連絡協議会
後援 : 日本言語聴覚士会、日本コミュニケーション障害学会、日本音声言語医学会、日本音声学会、日本音韻論学会、全国言友会連
絡協議会、NPO法人全国ことばを育む会、広島大学、広島大学大学院教育学研究科、広島県言語聴覚士会、広島言友会
(問い合わせ中を含む)
ポスターはこちらから (PDF:379KB)