研究科紹介

3つの部門と21世紀科学プロジェクト群

専門性と総合性を併せ持つ人材を育成

本研究科は日本で初めて創設された総合科学部を基礎として,2006(平成18)年4月に設置されました。「総合科学」とは,個々の専門分野を進化させるとともに,その融合・協同(コラボレーション)を実践して新しい知を開拓する学問領域です。本研究科ではその知的技法の修得をめざし,約130名の教員が定員60名の博士課程前期学生,定員20名の博士課程後期学生をきめ細かく教育しながら共に研究しています。
本研究科の教育課程では,多様な専門分野を誇るスタッフを配置し,学生は11の研究領域のいずれかに所属して自己の専門分野での研究を深め,専門的な知識・技能を高めます。さらに学際性・総合性を育む独自のカリキュラムによって「総合科学」の知的技法を身に付け,自己の専門を広い視野で客観的に俯瞰できる創造性を培うことも研究科の目的として設定されています。また,学生は21世紀科学プロジェクト群のいずれかのプロジェクトチームに所属し,既存の学問的枠組みを乗り越えた新領域の創成に取り組み,学際的・総合的な「総合科学」を実践して学位を取得することもできます。


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