大連EYES

大連EYES_6月号

みなさん、こんにちは。平成20年度卒・工学部第2類の柳楽(なぎら)と申します。

これまで東京広大会、および東京オフィスの活動に携わってきましたが、この度、5月から中国・大連にて新しい生活を始めました。
この機会を通して、大連での生活・仕事の様子をお伝えしていきたいと思います。

<大連の場所>
大連は中国の東北部にあり、遼東半島の南端に位置している都市です。
成田空港から約3時間、関西国際空港から約2時間で移動でき、古くから日本とつながりのある場所です。
現地では日系企業が多く進出しており、出張で訪れた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

<私の仕事>
昨年、私は日系企業の子会社に現地採用され、現在、大連市内の南方に位置するオフィス街でBPO※、特に金融関係の報告書作成のBPO業務に関する仕事をしています。
※BPO = Business Process Outsourcingの略、自社の業務の一部を外部の専門的な会社に委託すること。
 BPO業務を行うとは、元々顧客が行っていた業務の一部を請け負い、その業務を代行しているということです。

普段は多くの中国人スタッフと一緒に仕事をしていますが、その中には日本語が非常に流暢なスタッフがたくさんおり、ほぼ日本語で仕事をしています。
勉強熱心なスタッフが多く、日本語を教えることもよくあります。

<大連の様子>
私の個人的な印象ですが、大連は大都市です。
市内には高層ビルが立ち並び、大きなデパートがたくさんあります。
市内には広い公園がいくつもあり、休日の昼間は家族連れでどこも賑わっています。
特に大連は海が近いことから、海辺にある公園が市民の憩いの場となっています。

一方で大連市内には昔ながらの市場もあり、お店の人と交渉して買い物をすることもよくあります(多く買えば安くしてもらえる等)。
また、ロシア様式の建築物も市内にはまだまだ残っており、新旧の建物・街並みが混在している都市と言えます。

<日本と中国との違い>
日本と中国の生活において最も違うことの一つに「モバイル決済が非常に進んでいる」ことが挙げられます。

中国のSNSアプリ「微信」(ウェイシン,英語名:WeChat,LINEのようなアプリ)にはモバイル決済機能が付いており、銀行口座とアプリが紐付いています。
レジで買い物をするとき、専用の画面をレジのバーコードリーダーにかざすと支払い完了です。
自動で自分の銀行口座からお金が引き落とされます。

日本でも携帯電話で「ピッ」と支払う場面は増えてきたと思いますが、中国ではお店の大小を問わず、どこでも使えます。
特に外国のお金での支払い、および中国語でのコミュニケーションにまだまだ不慣れな私にとって、一瞬で支払いができるのは大変ありがたいことです。

大連での生活も早1ヶ月が過ぎました。
苦労することが多い生活が続きますが、それでも日々新しい発見があり、刺激的な毎日を送っています。
今後もこの場をお借りして定期的にレポートさせていただければと思います。


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