“未来へのバイオ技術”勉強会 12月度月例会 開催のご案内
「生体に学ぶイノベーション ~ものづくり、環境、デザイン」
(12/16 開催)
真のイノベーションはやはり生体に学ぶべきではないだろうか。
今月はバイオサイエンス、テクノロジーの原点に戻り、生体に
学ぶものづくり、環境そしてデザインについて探求したい。
シリコンと微生物の不思議な関係、Biominerals から学ぶ
ものづくりなど、2010年につながる魅力あふれる話題を取り上げた。
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【日 時】平成21年12月16日(水)
講演会 16:00~18:00(無料)
クリスマス懇話会 18:00~19:00(会費2000円。 オードブル、お飲み物をご用意します)
【プログラム】
16:00~16:45
「微生物のシリコンバイオサイエンスとテクノロジー」
広島大学大学院先端物質科学研究科教授 黒田 章夫先生
2001年アメリカバイオテロの時、Bacillus anthracis(炭疽菌)の胞子に
シリカが存在することがわかり話題になった。演者は近縁種のBacillus cereus
を用い調べた結果、シリカのナノパーティクルが胞子のコートに作られ、酸耐性
に関与することを発見した。すなわち、この胞子はシリカガラスで覆われ、酸を
通さなくなっていたのである。(日本経済新聞2009.11.2)
こうしたシリコンバイオサイエンスをめぐる最新の知見に加え、微生物のシリ
コン結合タンパク質を用いた半導体との融合技術、シリコン化合物であるアスベスト
のバイオアッセイなどについても紹介いただく。
16:45~17:30
「生物のように複雑で美しい結晶をデザインする~Learning from Biominerals」
慶應義塾大学理工学部応用化学科教授 今井宏明先生
「生体模倣からものづくりをイノベーションする」をキーワードに常温常圧の
エネルギー負荷も少ない穏やかな条件でセラミクスを作る生物を手本とし、生体
が有機分子を自己組織化により結晶成長させるメカニズムに学び、これを環境問題
への対応、あるいは生体材料として用いるための無機材料をつくり出すプロセスの
研究、分子レベルでデザインし、その形態制御や新たな機能を持たせる点に焦点を
置いた研究について紹介する。
精緻で美しい写真をふんだんに見せていただきながら、基礎から応用までお話しいただく。
17:30~18:00 総合討論
18:00~19:00 クリスマス懇話会(参加費2000円)
【会 場】 鉄鋼会館 705号室 →〔MAP〕
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-2-10
TEL: 0120-404855 / FAX: 0120-404865
【アクセス】
・東西線茅場町駅 12番出口(日本橋消防署方面)徒歩約5分
・日比谷線茅場町駅 1番出口(八丁堀方面)徒歩約5分
【参加費】無料
【参加方法】
◆参加資格: JBA会員限定 の講演会です。
※非会員の方は、この機会に是非ご入会のうえ、ご参加下さい。
※入会前にお試し参加したい場合は、下記問合せ先までご連絡下さい。
お申込参加をご希望の方は12月15日(火)までに
1)交流会の参加有無、
2)所属・役職、
3)氏名、
4)ご連絡先(TEL、FAX、E-mail) を明記の上、下記までお申込み下さい。
※メール申込の際は、件名を「12月度 月例会参加希望」として下さい。
※申込み多数の場合は早めに締切ることがございます。
【Webからのお申込みは】こちら↓
http://www.jba.or.jp/top/2009/091216_mirai_bio.html
【お問合先】
〒104-0032
東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
財団法人バイオインダストリー協会 "未来へのバイオ技術"勉強会事務局
担当: 森下・矢田
E-mail:miraibio@jba.or.jp (※@を大文字で記載しています)
TEL:03-5541-2731
FAX:03-5541-2737