第28回企業訪問(サタケ株式会社)

2015年11月19日、当研究科分子生命機能科学専攻の田島誉久助教と学生19名が、東広島市内にある株式会社サタケを訪問しました。

株式会社サタケ

 今回は、株式会社サタケ主催のオープンカンパニーに参加させていただきました。
まず、最初にDVDによる事業紹介があり、次の5つの事業を展開しているそうです。

  1.   米:稲の生育管理、貯蔵施設、精米機、大型プラント、光選別機、炊飯技術
  2.   麦・とうもろこし:製粉技術
  3. 食品:マジックライス、非常食、パックご飯、マジックミル(家庭用精米機)
  4. 環境:雪氷室施設、堆肥化施設、バイオマスプラント
  5. 産業機械:SIMモーター(新幹線や大規模ビルで使用)

サタケと言えばすぐ思い浮かぶのが精米機やマジックライスですが、それだけではなく、米や麦・とうもろこしに関する様々な機械、プラントを世界140か国に展開しています。

 次に、人事部長の木谷博郁様から、経営理念や福利厚生などについてご説明がありました。
今年度の基本方針は「社員とその家族を幸せにする!」で、福利厚生が充実しています。子育て支援、ワークライフバランスや女性の活用に力を入れているとのことでした。
続いて、技術本部や海外営業で活躍中の社員の方々からお話を伺いました。  説明の後は、工場やオフィスを見学させていただきました。
クリスタルビル玄関ホールにあるヤシの温室(二代目社長の佐竹利彦氏が収集された様々な種類のヤシが植栽されています)について説明を受けた後、工場と敷地内にある事務棟1階と2階のオフィスを見学させていただきました。次に、光選別機やパックご飯製造機などの展示施設で、実際に米から異物を選別する様子を見せていただきました。その後、巨大な多用途搬送システムを見学し、先端研OBの梶山様の研究室を訪問しました。

説明を聞く参加者
ヤシ園
OBとの意見交換会

 見学後は、我々のために特別にアレンジしていただいた広島大学OBとの意見交換 会が実 施されました。学生が4つのグループに分かれ、先端研OBの梶山様はじめ広大出身者4名がそれぞれのテーブルについていただき、学生の質問に答えてくださ いました。学生はとても熱心に質問し、大いに盛り上がっていました。

 意見交換会終了後、玄関ホールのお米のモニュメントの前で記念撮影をし、その後学生の強い要望でヤシの温室内を見学しました。
お忙しい中、ご対応いただきました人事本部のみなさま、広大OBのみなさま、お仕事の様子を見せていただいた社員のみなさまに深く感謝いたします。

お米のモニュメントの前で記念撮影

参加した学生の感想を紹介いたします

  • 広大OBの方の実際に会社に入ってからの感想やアドバイスを聞くことが でき、貴重な体験ができました。学生時代に生物をやっていて、今は機械をいじっているといった方もいらしたので、分からないことや経験がないことでも会社 で学び直せることもあると参考になりました。就職活動はまだ漠然としているのですが、少しだけイメージがわきました。
  • 会社の概要についてプレゼンを通して知った後に疑問点や詳しく聞きたいことについて社員さんと少人数で意見交換できたのは良かった。また、見学では企業製品の実演を通して、社会にどのような形でかかわっているのかイメージしやすくなったので良かった。
  • 企業の研究室や仕事をしている場所を直接見られたことでイメージが具体的になりました。中小企業の研究者の生活とか大企業との違いを社員の方がおっしゃって下さったのでとても参考になりました。
  • 自分が想像していたより細分に説明を聞け、それにより社風がどういった ものであるのかをより理解することができたと思います。自分は現在技術職にとても興味を持っており、そういった話も聞けたことで今回の訪問はとても有意義 であったと感じました。また、広大出身者の話も聞く機会を設けて頂いたので、より聞きにくいこともざっくばらんにお話しさせて頂くことができました。こう いった機会がより増えれば視野を広げるのに役立つと今回よく感じましたので、是非これからもこういった機会を設けてほしいと感じました。
  • 留学生としては、日本企業の概略を知って、いろいろ勉強になりました。今後もこのような見学をできるだけ参加したいと思います。
  • 社員の方から直接話を聞くことができ、会社の雰囲気を感じることができ た。特に広大出身、出身学部が同じ方と和やかな雰囲気で質疑応答することができ、大学と会社の違い、会社に入ってからの心構えなど知ることができた。また 普段目にすることがない会社内部を見せていただき、働くことに対してイメージすることができた。
     


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