OB:JEON Hyeonjeong(特定非営利活動法人「ピースビルダーズ」)

特定非営利活動法人「ピースビルダーズ」 所属
(インターンシップ先:国際協力機構(JICA)ガーナ事務所)

 

“In our organization, each staff is supposed to have their own project, so called „MY PROJECT‟. What kind of project do you want to develop?”
“Well… I would like to consider a project related to shear butter industry in Ghana and the women producers & their communities.”
この会話は、私と「NPO法人ピースビルダーズ 」の入社面接の時のことです。私は2008年の9月から6週間、IDECのECBOプログラムを通じて、JICAインターンとしてガーナに滞在していました。その時、ガーナのシアバター産業とそれに関わっている女性グループやコミュニティー開発の調査を行いました。その後「シアバター」は私の中で大きなキーワードとなっており、現職においても、シアバターに関する「マイ・プロジェクト」を立ち上げる計画を考えています。

私が今年の6月から働いている「NPO法人ピースビルダーズ」というところは、国際協力、中でも平和構築活動を行っている日本の団体です。特に私が関わっている業務は、平和構築のための人材育成・教育、フェアトレード(カフェを運営しています!)、紛争後地域支援、広島教育委員会からの委託事業、翻訳(英語・日本語)です。
日々の業務は日本語と英語で、どっちの言語も母国語ではないところは大変ですが、それがまたお楽しみでもあり、やりがいもあります。また、営利を目的とするようなところではないため、自分の興味のあるところに積極的に関わり、責任を持って企画し、実現することもできます。

韓国からの留学生として日本のIDEC(国際協力研究科)で学び、ECBOを通じてガーナのことを考えさせられ、また世界へとそのステップを踏み出すことは、誰にでも訪れるような機会ではありません。このような幸運があったからこそ、今の私が毎日楽しく働くことができたでしょう。今後も、平和構築活動に関わり、世界の人々をつなぎ、お互いの苦しみを分かち合い、「平和をつくる」ために役立ちたいと考えています。単に夢を語るだけではなく、現実感覚と現場感覚を身につけ、実践を重ねていきたいと考えています。世界の人々に貢献することが、自分をさらに豊かな人間にしてくれます。私が世界から学んだこの特別な教訓を、忘れることなく大切に守っていきたいと強く思うこの頃です。(原文:日本語)


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