金本和也(独立行政法人 環境再生保全機構 内定)

(インターンシップ先:株式会社アルメック・ハノイ事務所(2008年度))

 

「予想以上に厳しかった」就職活動を終えた今の正直な感想です。国際協力の仕事につきたい(それもできれば環境問題に関わることができる)と考えていた私は、国際協力機構(JICA)をはじめいくつかの国際協力機関を受けましたが、結果はことごとくダメでした。気持ちも落ち込む中、それでも腐らず就職活動を続けられたのは周りの方々の配慮に加え、「自分がやりたいことに正直でいたい」という気持ちがあったからだと思います。海外インターンシップはこの気持ちを強くした貴重な経験でした。結果として就職活動も終盤に差し迫った9月上旬、国際環境協力を業務の一つとしている環境再生保全機構から内定をいただくことができました。

私は2008年8月から約5週間の日程で、(株)アルメックのベトナムハノイ事務所でインターンという形でお世話になりました。現地の学生の通学行動に関して調査を行う一方で、重要な会議に参加する機会やJICA職員の方から国際協力に関して話を伺う機会をもつことができました。それらは国際協力に関わったことのなかった私にはとても貴重な体験であり、「国際協力の分野で貢献したい」という思いがより強くなりました。
帰国後は「もっと国際協力のことについて知りたい」という思いで、国際協力のキャリアフェアや、国連機関の主催するスタディキャンプに参加したりしました。その過程で知り合った人のアドバイスがきっかけで、面接に落ちていた原因に気づくこともできました。このように海外インターンシップを機に積極的にアクションを起こすようになり、私にとって就職活動を支える大きなきっかけとなりました。国際協力の分野に限らず、自分の将来を考える上できっと貴重なステップになることと思います。


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