小池輝幸(新日鉄エンジニアリング株式会社 内定)

(インターンシップ先:中国,西川ゴム工業株式会社(2009年度))

 

私は2009年の8月23日から約1ヵ月間、中国の上海にある西川ゴム工業株式会社でインターンシップに参加させて頂きました。インターンでは研究で培った画像処理技術を用いて、品質検査のためのシステム開発を行いました。実用化には至っていませんが、カメラにて製品の画像を取得し、画像処理により良品と不良品を判定する画像処理プログラムを製作しました。まだ改良の余地は多く残っていますが、私自身の経験として得たものは非常に大きなものでした。仕事の進め方、実際に製品ができる過程、社員の役割分担などを目で見て体験することで初めて会社の仕組みが具体的に良く分かるようになったと思います。

海外インターンではそれに加えて、海外での生活の仕方や異文化コミュニケーション、また海外への情勢に視野が広がることで多くのことを感じ取ることができました。今、就職活動のエントリーシートを見返してみると、そのほとんどをインターンのことで埋めていることに気づきます。苦
労したこと、問題にぶつかったこと、問題解決に向けて取り組んだこと、その成果、及び、志望理由、会社でやりたいことなど。その全てをインターンの中で経験し、実体験の沿った形でエントリーシートや面接でそのことを伝えてきました。
またECBOプログラム(※)は1ヶ月の現地派遣以外にもディベートや英語コミュニケーションなどの事前学習や、派遣後の成果報告など、様々なことを学びます。これらの体験をありのまま、企業の方に伝えるだけで、自然と評価を受けていたように感じます。その結果第一志望の会社から内定をいただくことができました。

ECBOは非常に大変なプログラムでしたが、就職活動及び、その後の自分の価値観に非常に大きな影響を与えてくれるプログラムだと思います。これからECBOに参加しようか迷っている方には是非参加してもらい、自分の価値観や可能性を広げてもらいたいと思います。


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