素粒子の研究者として

高橋 徹 准教授

基本情報

  • 所属又は配属:大学院先端物質科学研究科
  • 職名:准教授

 

研究者になるまでの軌跡

 最初に、素粒子物理学に興味を持ったのは、小学生のころ、湯川秀樹博士の伝記を読んだ時だと思います。中学、高校の頃は、電気工作も好きで、工学部の電気工学科に進学することも考えていましたが、結局名古屋大学の理学部へ進学しました。多くの大学でそうであるように、名古屋大学でも4年生になると研究室へ配属されます。そのときに、素粒子実験(高エネルギー物理学と言います)研究室に入りました。
 大学院生の頃は、茨城県にある高エネルギー物理学研究所(現高エネルギー物理学研究機構)で世界最高エネルギーの加速器“トリスタン”の建設が進んでおり、私の所属していた研究室はその中のトパーズの言う名前の実験グループに参加していました。とても運の良いことに、大学院前期課程の時はその実験装置の建設、(実験装置といっても4階建てのビルくらいの大きさで、重さも1000トン超ですから、まさに建設です。) 後期課程では、世界最高エネルギーの実験データを使った解析に携わることができました。
 トリスタン実験で学位を取得したちょうどその頃、私のいた研究室は米国のスタンフォード線形加速器センター(Stanford Linear Accelerator Center、通称 SLAC(スラック) 現 SLAC 国立加速器研究所)で開始されようとしていた次の大型加速器実験を始めていました。そこで、その実験に参加するため、博士研究員として米国へ行きました。SLAC はその名前からも分かるように、スタンフォード大学の付属研究所で、カリフォルニア州のサンフランシスコ郊外にあります。とても気候がよく、4年ほど楽しく研究生活を送っていました。そのまま米国に居続けるかどうか考えていたのですが、広島大学で教員を公募していることを知り、応募したところ運よく採用してもらい、現在に至っています。
 広島大学にきてからは、大型の加速器実験からしばらく遠ざかっていましたが、また最近大型加速器計画(国際リニアコライダー)に力をいれ、国内外を飛び回っています。

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