研究科長挨拶

大学院人間社会科学研究科長 小林 信一

 人間社会科学研究科は、総合科学、文学、教育学、社会科学、国際協力、法務の6研究科16専攻を再編し、2020年4月に、4専攻14学位プログラムの体制でスタートしました。
 6研究科を1研究科に統合しましたが、これは皆さんが学び、研究する学問の範囲が狭くなったこと意味するものではありません。従来の学問分野を引き継ぐとともに、新しい領域の構築を目指し、これまで以上に学問的多様性を開拓しようとするものです。
 人文・社会科学の源流はおよそ2500年前の地中海、インド、中国まで遡ることができるでしょう。私たちは、数千年にわたる人類の英知を伝承するとともに現代と近未来の新しい課題に挑戦します。人文・社会科学は悠久の歴史を有しますが、それは決して過去の知識を過去のものとして扱うことを意味するものではありません。私たちは雄大な時空間に広がる生きた知識の躍動とともにあるのです。
 私たちは中四国地方の中核大学として、人間と社会のための諸科学の伝統を引き継ぎ、さらに発展させます。同時に、新しい社会に調和する新しい人文・社会科学のあり方を模索します。とくにサステナビリティと平和な世界の構築は人類的課題です。人文・社会科学もその豊かな学識を基に、新たな社会的な価値の創造や課題解決の方法の開拓を通じて、人類的課題に取り組まなければなりません。私たちは、既存の学問のあいだの垣根を低くし、自然科学分野を含む多様な学問分野との協働によりこれに取り組みます。

                                                                                                   
 


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