大学院人間社会科学研究科 安嶋紀昭教授(文化財学分野)が「西明寺国宝本堂内陣柱絵」を新発見しました

  滋賀県甲良町にある西明寺本堂で、安嶋教授を中心とした研究グループが国宝の本堂内にある黒くすすけた2本の柱を赤外線で撮影したところ、側面にそれぞれ4体ずつ、あわせて8体の菩薩が描かれていることがわかりました。
  鎌倉時代とみられていた本堂の作られた時期が、大きくさかのぼる可能性があり、世界遺産の法隆寺金堂(奈良県)に匹敵する「世界最古の木造建築」の可能性がでてきたという大きな発見です。
  この発見は、美術史のみならず、建築史、文化史などにも広く重要な意味を持ち、さらなる調査・研究が期待されます。

西明寺本堂(滋賀県甲良町):写真=安嶋教授提供

【お問い合わせ先】

広島大学大学院人間社会科学研究科
人文学プログラム
安嶋研究室

TEL: 082-424-6618
E-mail: ajima@hiroshima-u.ac.jp
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