広島大学創立75周年記念事業構想として2019年５月に策定した「広島大学が躍動し広島の地を活性化させる基金～広島大学の取組構想～」で掲げている東千田キャンパスと霞キャンパスの整備について、このたび正式に事業決定しました。
広島大学発祥の地である東千田キャンパスについては、「法曹養成を核とした人文社会科学系の新たな拠点」とします。法学部と大学院人間社会科学研究科人文社会科学専攻法学・政治学プログラムを東広島キャンパスから東千田キャンパスに移転し、2023年4月から授業開始します。これに合わせて新棟（6階建て）を建設します。
また、霞キャンパスについては「医療人養成拠点」として整備し、東千田キャンパスで行っていた霞地区学生の教養教育を行うための新棟（5階建て）を建設します。
法学部移転後の東広島キャンパスの建物については、アリゾナ州立大学のサンダーバードグローバル経営大学院広島大学グローバル校（2022年8月開講予定）をはじめグローバルキャンパスの実現に活用します。
広島大学は3年後の2024年に迎える創立75周年に向けて、本学の主要なキャンパスである東千田キャンパス・東広島キャンパス・霞キャンパスを整備・活用し、地域の活性化をけん引していく取り組みを着実に進めてまいります。

「法曹養成を核とした人文社会科学系の新たな拠点」の整備
　◇法科大学院（実務法学専攻）と法学部の連携強化
　　〇「法学部・人間社会科学研究科人文社会科学専攻法学・政治学プログラム」を東広島キャンパスから東千田キャンパスに移転
　　　＊全課程を東千田キャンパスで履修
　　　　ただし、総合研究大学のメリットを活かすため、東広島キャンパスでも教養教育を履修（週1回程度）
　　〇「法曹コース」（2021年4月設置）の修学環境の整備
　　〇法科大学院の教育環境の充実
　　〇法学部・経済学部夜間主コースのカリキュラムの充実

　◇リカレント教育と社会人教育の拠点づくり
　　〇社会人向けの学部教育・大学院教育の充実
　　　・社会人正規学生，科目等履修生，履修証明制度
　　　・講演会や公開講座の実施等
　◇学生・留学生と企業・行政との交流の場を創設
　　　・交流事業
　　　・法律相談
　　　・各種セミナー・シンポジウム

グローバルキャンパスの実現に活用

〇東千田キャンパス
　・新営工事　2022年1月～2023年1月
　・改修工事　2022年12月～2023年2月
　・引越等　　2023年2月～3月
　・授業開始　2023年4月～
〇霞キャンパス
　・取り壊し工事（中央機械棟）　2021年9月～2022年1月　　
　・新営工事　2022年1月～10月
　・引越等　　2022年11月
　・授業開始　2022年12月～

　広島大学が躍動し広島の地を活性化させる基金ほか