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【2023/7/7開催・ハイブリッド・要申込・無料】桑島教授による講演会「八雲=ハーンの眼と耳、その〈痛苦反転〉の文化力 ―アイルランドと出雲―」の開催

【イベント等の概要】【学術講演会のお知らせ】

※科学研究費補助金事業(盤研究(C)・一般:22K00483):「ハーンにおける神話・民話・伝承についての総合的研究―旧蔵書書込調査を基盤として」による。

講師

桑島秀樹(広島大学大学院人間社会科学研究科 教授/美学・感性哲学)

演題

「八雲=ハーンの眼と耳、その〈痛苦反転〉の文化力 ――アイルランドと出雲――」

日時

2023年7月7日(金)14:45~16:15

参加費

無料 /一般参加歓迎

会場

富山大学人文学部3階第6講義室(※Zoomによるライブ・オンライン配信もあります。要事前申込み)

主催&申込先

富山大学人文学部・中島淑恵研究室

講演の概要

まずは、ラフカディオ・ハーンによる『知られざる日本の面影』所収のエッセイ「日本海の浜辺にて(By the Japanese Sea)」を引きつつ、そこに彼の視覚と聴覚のダイナミズム、より正確に言えば、聴覚優位の夢想に傾きつつ、色彩が漸次的に変化する類比的なイメージ思考を説明する。▼これを踏まえたうえで、さらに、ハーンの「かそけきもの」を聴く感性、あるい は、出雲的な神話観への感応という事実を、18世紀の「崇高美学の祖」アイルラン ド人エドマンド・バークの「崇高」概念にみられる「痛苦反転」の思考と重ね合わせて語る(「文化力」としての現代的意義にも言及)。▼これらを論じるのなか、拙著『生と死のケルト美学:アイルランド映画に読む ヨーロッパ文化の古層』(法政大学出版局、2016年。第14回木村重信民族藝術学会賞受賞図書)においてアイルランド映画分析をギミックに析出した、アイルランド/ケル ト的な「感性のかたち」としての「メタモルフォーゼの美学」「インターフェイスの存在論」という思考型のおもしろさにも触れてみたい(以上、講師からの概要説明)。

*本講演会はZoomによるライブ配信をおこないます。オンライン聴講を希望される方は、 7月6日(木)までに、上記連絡先までご連絡ください。7月6日(木)頃にミーティングアドレス等をメールにて連絡させていただきます。
*現地で対面参加の方は、予約なしで直接会場においで下さい。

お問い合わせ先

桑島秀樹(人間社会科学研究科人間総合科学プログラム・教授)

E-mail: kuwajima [a] hiroshima-u.ac.jp

( [a] を @に変更してください)


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