弦楽研究室 ( kent-violin*hiroshima-u.ac.jp )
*は@に置き換えてください。
国内の第一線でご活躍中のヴァイオリニスト・瀬﨑明日香氏と、広島大学大学院人間社会科学研究科音楽文化教育学領域の髙旗健次教授とよる「ヴァイオリンをもっと知るためのコンサート―2本のヴァイオリンによる二重奏―」を開催します。
ヴァイオリンは人間の声に最も近い楽器として知られており、その知名度はピアノと並んで非常に高いです。しかしながらヴァイオリン2本での「二重奏作品の演奏会」は、ヴァイオリン1本とピアノ、また弦楽四重奏での演奏会と比較しても、取り上げられる頻度は意外に少ないかもしれません。
16 世紀から今日に至るまで、その形をほぼ変えることなく弾き継がれている「ヴァイオリン」・・・
2挺から紡ぎ出される音色を通して存分にお楽しみください。
日時
2025年3月13日(木)19:00開演(18:30開場)
会場
東広島芸術文化ホール くらら 小ホール
(東広島市西条栄町7番19号)
入場料(税込)
一般:3,000 円 学生:1,500 円
(学生は大学院生以下で現職教員は除きます)
チケット発売
2024年8月26日(月)9:00~
出演者
第1ヴァイオリン:瀬﨑 明日香
第2ヴァイオリン:髙旗 健次
ピアノ:垣内 敦
プログラム
ハルヴォルセン | パッサカリア(ハイフェッツ編)
イザイ | アミティエ 作品26
ショスタコーヴィッチ | 2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品
モシュコフスキ | 2つのヴァイオリンとピアノの組曲 作品71
サラサーテ | ツィゴイネルワイゼン(玉木宏樹 編)
主催
広島大学大学院人間社会科学研究科 音楽文化教育学領域 弦楽研究室
後援
広島大学大学院人間社会科学研究科音楽文化教育学領域、広島大学大学院人間社会科学研究科、広島大学平和センター、広島独日協会、日本音楽表現学会、東広島市、東広島市教育委員会、中国新聞社、エリザベト音楽大学
【同時開催】平和と慰霊の思いを未来へつなぐ被爆樹木ヴァイオリン
ヴァイオリンは、コンサートや発表会などで演奏するだけではありません!近年我が国では、東日本大震災で発生した津波の流木からつくられたヴァイオリン「TSUNAMI VIOLIN」が制作されるなど、災害や戦争の記憶を後世に継承する手段としても活用されています。
広島大学では2019 年~ 2022 年にかけて、被爆樹木等を使用した弦楽器が4挺、制作されました。制作の経緯として、被爆者の高齢化が進む昨今の状況から、広島大学の理念のひとつである「平和を希求する精神」の具現化を進めることについて議論されたことが背景にあります。制作の目的として、被爆樹木等を使用した楽器を制作して演奏することにより、原爆被害の記憶の継承、戦争犠牲者への慰霊、音楽による平和発信、の実現を掲げております。
本講演では、実際に楽器制作に使用した被爆樹木の写真などを提示しながら、広島大学平和センターの嘉陽礼文が楽器の制作経緯について解説いたします。
日時:2025年3月13日(木)18:00~
会場:東広島芸術文化ホールくらら 小ホール