問いからはじめる教育史
本書は「教育史は何の役に立つの?」という問いから始まり、古代から現代までの教育の歴史を辿ることで、「社会や世界の現状は当たり前ではなく、変える事ができる」ということを訴えた、教育学を学ぶ人々だけではなく全ての市民に贈る入門書です。
歴史を学ぶことは、時間的・空間的に離れた複数の他者の視点を再構成して、その立場から世界を認識することであり、逆にいうならば、特定の立場を決断主義的に選んで、そこからスッキリとものを言い切る事ができなくなります。そうでなければ歴史を学ぶ意味がありません。本書を手に取り、読んでみてください。そうすれば、結論を急がず、できるだけ遠回りして物事を考え、分断や憎悪、社会的抑圧に抵抗する力を手に入れることができるでしょう。
著者 | 岩下誠(青山学院大学:序章・第一章・第四章・第六章・終章)、三時眞貴子(広島大学;第二章・第三章・第五章・終章)、倉石一郎(京都大学:第七章・第十章・終章)、姉川雄大(千葉大学:第八章・第九章・終章) |
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出版社 | 有斐閣ストゥディア |
出版年月 | 2020年10月20日 |
ISBN | 978-4-641-15080-5 |
値段 | 2,200円+税 |
種類 | 共著 |
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広島大学大学院人間社会科学研究科
三時 眞貴子
msan*hiroshima-u.ac.jp
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