平和構築と個人の権利―救済の国際法試論

平和構築が論じられるようになって約30年経過したものの、この平和のための取組みを規律する国際法は必ずしも明確ではない。そこで、本書は紛争により被害を受けた個人の権利の救済に着目し、平和構築における国際法の役割や意義、さらに課題を論じる。第1章 「平和構築」の展開、第2章 平和構築における人権規範、第3章 国連暫定統治における人権保護と被害者救済、第4章 性的搾取・虐待の被害者救済と防止、第5章 国際刑事裁判所う(ICC)における被害者救済の取組みの5章で構成される。4人の著者は平和構築を通じた独自の法現象とその国際法に関する諸問題を救済の国際法試論として提示し、さらなる議論の糸口になることを期待している。
著者 | 片柳真理、坂本一也、清水奈々子、望月康恵 |
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出版社 | 広島大学出版会 |
出版年月 | 2022年1月20日 |
ISBN | 978-4-903068-55-8 |
値段 | 定価 3,300円(本体3,000円+税) |
種類 | 共著 |
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広島大学大学院人間社会科学研究科
片柳 真理
marikat*hiroshima-u.ac.jp
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