新刊情報

War as Entertainment and Contents Tourism in Japan

本書は、日本古来の神話に登場する紛争から、現代のファンタジーさらに近未来的の戦争描写まで、日本の歴史における戦争関連のコンテンツツーリズム現象を考察したものです。
本書は、戦争がどのように大衆の想像力や大衆文化の作品においてトラウマから娯楽へと変化していくのか、また、戦争関連施設への訪問がどのように追悼や記念の巡礼からファンの巡礼へと変化していくのかという二つの重要な疑問に取り組んでいます。日本の大衆文化や観光に関する10人の専門家の協力のもと、戦争関連のコンテンツツーリズムを理解するための理論的枠組みを構築し、古事記における英雄神話、松尾芭蕉の作品、アニメ映画『火垂るの墓』に至るまで、千年にもわたる日本の戦争の数々の事例を、ケーススタディを通して実証します。
観光学やカルチュラル・スタディーズの研究者や学生だけでなく、日本・東アジアにおける戦争と平和に興味を持つ一般読者にもおすすめします。* 23章中4章が、本学の教員によって執筆されています。

編著者 Takayoshi Yamamura, Philip Seaton
著者 Kyungjae Jang
Chapter 3. The Mongol invasions of Japan and Tsushima tourism
Chapter 6. Satsuma’s invasion of the Ryukyu Kingdom in 1609 and Okinawa tourism
Chapter 13. Tourism relating to the new culture introduced by First World War German POWs
Chapter 20. Kantai Collection and entertainmentization of the Second World War
出版社 Routledge
出版年月 2022年3月29日
ISBN 9781032145679
値段 定価 £44.99(本体円+税)*電子版はオープンアクセスとして無料ダウンロード可能
種類 共著

 

本書についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。

広島大学大学院人間社会科学研究科
張慶在 Kyungjae Jang
jang*hiroshima-u.ac.jp

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