近代中国の国家と商人-税政と同業秩序のダイナミクス-

中国では、改革開放以来、企業家を会員として同業で協力し合う同業組合が復活し、中国経済に大きな影響力を与えつつあります。中国の同業組合は、清朝末期から中華民国期・中華人民共和国成立初期に生成・発展し、歴代の政府は同業組合に税の徴収さえ請負わせていました。ところが、中国共産党による急激な社会主義化によって、同業組合は1950年代後半に歴史からいったん消滅します。本書では、近代中国において国家と同業組合がおりなした対立と共棲のダイナミクスを、税政に視点をすえながら歴史的・系統的に描きました。
著者 | 金子肇 |
---|---|
出版社 | 有志舎 |
出版年月 | 2022年7月30日 |
ISBN | 978-4-908672-58-3 |
値段 | 定価 8,580円(本体7,800円+税) |
種類 | 単著 |
本書についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。
広島大学大学院人間社会科学研究科
金子 肇
Kaneko*hiroshima-u.ac.jp
※E-mailアドレスは、*を半角@に置き換えて送信してください。