福音書の様式史

本書は、20世紀の新約聖書研究に「様式史」という分析方法をもたらした、研究史における金字塔とも言うべき書物で、とりわけ福音書研究に携わる者なら必読の1冊です。今回の翻訳により、ついにこの重要文献が日本語で読めるようになりました。イエスのもたらした「福音」がどのような様式をとり、どのような場面で語り伝えられたのか、そしてその口頭伝承が福音書という文書にまとめられるまでにどのような過程があったのかを本書は解明しようとしています。原著(ドイツ語)の初版刊行(1919年)からすでに100年以上が経過しているにもかかわらず、今なお参照され続ける、まさしく古典的名著と言えるでしょう。
著者 | 著者:M.ディベリウス 監訳:辻 学(広島大学) 訳:加山宏路(梅花女子大学名誉教授)、加山久夫(明治学院大学名誉教授)、吉田忍(農村伝道神学校ほか講師) |
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出版社 | 日本キリスト教団出版局 |
出版年月 | 2022年9月16日 |
ISBN | 9784818409064 |
値段 | 定価 9,900円(本体9,000円+税) |
種類 | 翻訳 |
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広島大学大学院人間社会科学研究科
辻 学
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