ブリュメール18日 革命家たちの恐怖と欲望
ナポレオンが総裁政府を打倒し権力の座についたクーデタ「ブリュメール18日」。本書ではこのクーデタを、ナポレオンが独裁を志向した結果として捉えるのではなく、むしろフランス革命の成果を守るために、改憲派の革命家たちがナポレオンを権力の座に引き上げた事件として理解し、革命家たちの視点に立って考察する。革命期に発展した民主主義を、思いどおりに制御できなかった革命家たちが、まさにその民主主義のなかから権威主義体制を形成していく過程を、派閥の動向、憲法、選挙制度、地方行政の改革をとおして明らかにする。
著者 | 藤原翔太 |
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出版社 | 慶應義塾大学出版会 |
出版年月 | 2024年4月25日 |
ISBN | 97847666429596 |
値段 | 定価 2,640円(本体2,400円+税) |
種類 | 単著 |
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広島大学大学院人間社会科学研究科
藤原 翔太
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