ポピュリスト・ナポレオン 「見えざる独裁者」の統治戦略

「軍事独裁」の象徴として語られ、現在も権威主義者に影響を与え続けるナポレオン・ボナパルト。彼が侵略戦争で得た人気と、クーデタで手にした地位を支えたのは、革命に倦んだ民衆の「本音」を掬い取る〈選挙〉と〈調整〉の戦略だった! パリから遠く離れたコルシカの議員一族に生まれ、地元の選挙戦と占領地統治で磨いた政治力を駆使し、男は革命期のエリートの思惑を超えて、「共和国の皇帝」へとのぼりつめる……。第24回大佛次郎論壇賞を受賞した気鋭のフランス史家が「見えざる独裁」のメカニズムを描く。
著者 | 藤原翔太 |
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出版社 | 株式会社KADOKAWA |
出版年月 | 2025年5月10日 |
ISBN | 978-4-04-082528-1 |
値段 | 定価 1,034円(本体 940円+税) |
種類 | 単著 |
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広島大学大学院人間社会科学研究科
藤原翔太
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