- H. Inami, et al., "The ALMA Spectroscopic Survey in the HUDF: Constraining the Molecular Content at log(M∗/M⊙)∼9.5 with CO stacking of MUSE detected z∼1.5 Galaxies", The Astrophysical Journal, 902(2), 113 (2020). DOI
- H. Inami, et al., "The AKARI 2.5–5 micron spectra of luminous infrared galaxies in the local Universe", Astronomy & Astrophysics, 617, A130 (2018). DOI
- H. Inami, et al., "The MUSE Hubble Ultra Deep Field Survey: II. Spectroscopic redshifts and comparisons to color selections of high-redshift galaxies", Astronomy & Astrophysics, 608, A2 (2017). (Press release by European Southern Observatory) DOI
- H. Inami, et al., "Mid-infrared Atomic Fine-structure Emission-line Spectra of Luminous Infrared Galaxies: Spitzer/IRS Spectra of the GOALS Sample", The Astrophysical Journal, 777(2), 156 (2013). DOI
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2007年に明治大学理工学部物理学科を卒業後、総合研究大学院大学へと進み、宇宙科学を専攻。同学在学中より米国カリフォルニア工科大学の研究チームに加わったのをはじめ、米国国立光学天文台やフランス国立科学研究センターで研究職に携わり、グローバルに活躍。2019年からは現職である広島大学の宇宙科学センターに助教として着任。宇宙の謎と向き合う日々を過ごしている。
専門とする赤外線銀河とは文字通り、赤外線で明るく輝く銀河のことをいい、星形成が盛んに行われていることから、別名“星のゆりかご”ともいわれている。銀河が赤外線によって明るく輝いているのは、銀河の持つ宇宙塵が星形成やブラックホールからのエネルギーを吸収して、熱放出しているからである。稲見助教らの研究チームは、多くの星が生まれている赤外線銀河を宇宙の年代ごとに詳細に見ていくことで、星形成の仕組みそして宇宙の歴史を解き明かそうと試みている。