Japanese and Chinese Languages and Literatures
専門分野
コースの概要
本コースでは、東アジアにあって歴史上つねに密接な関わりあいを持ち続けてきた日本と中国の文化事象を研究対象とします。日本においては千数百年、中国においては数千年におよぶ長い歴史の中で生み出された多様な文化遺産のうち、主に記述された言語資料を取り上げて、文学・語学の視座から精密に読み解き、深い考察を加えます。
さらに、日中双方の言語・文芸の特色をつぶさに比較検討して相互の影響関係の様相を探究し、また、両者を総体として大きな視座で捉え直すことで、21世紀の我が国の将来を展望するとともに、世界における東アジア文化のアイデンティティの解明とその確立に貢献することを目指します。
主専攻プログラム
日本・中国文学語学プログラムでは、日中双方の言語・文芸の特色を比較検討して相互の影響関係の様相を探求し、また両者を総体として大きな視座で捉えなおすことができる人材を育成するための教育を実施します。
■日本語学・日本文学では、日本語学、古代から近世までの古典文学、近現代文学の研究と教育が用意されています。
■中国語学・中国文学では、語学関係では、文字の変遷、語法の特殊性、音韻論等について研究ができ、文学関係では、『詩経』から現代作家の文学作品に至るまでを研究対象とし、とりわけ、六朝・唐代・明代の詩や小説・文章について深く研究することができます。