法医学

長尾 正崇 教授、奈女良 昭 教授

【研究キーワード】
長尾 正崇:臨床法医学、児童虐待、家庭内暴力、高齢者虐待、薬物、クロマトグラフィー、質量分析、細胞周期、DNA損傷、エピジェネティクス、分化

奈女良 昭:薬物中毒、産業中毒、薬物依存、簡易薬物検査、クロマトグラフィー、質量分析、代謝物分析、毛髪分析

研究者総覧へのリンク(長尾 正崇 教授)

研究者総覧へのリンク(奈女良 昭 教授)

【教育内容】
法医学は、医と法との多数の接点において、医学的見地からこれらに対し公正に判断を下し、基本的人権を擁護するなかで、民主的法治国家の安全に寄与していく学問であり、臨床医学の進歩、および社会制度の変遷にともないその対象範囲を拡張し、新たな問題点を発掘し、これらの問題に積極的に関わり得られた新知見を基に新たな科学的な提言を行っていくことが求められている。すなわち、法医学が健全に機能している社会こそが民主主義国家である。社会医学としての法医学の重要性を認識した上で、法医学を基礎的理論と応用医学的側面の両面より学び、医師としての実際的な活動に直ちに応用し得る知識の習得を目標とする。具体的には、下記の法医学知識を習得し、死亡診断書を適切に作成し得る知識を習得する。
・解剖するに当たり、消毒・感染防護、器具の管理が行える。
・外表所見がとれる。
・内景所見がとれる。
・歯牙所見がとれる。
・死体現象が説明できる。
・損傷の有無、成傷機転を考察する。
・採取した試料・臓器の管理が適切に行える。
・死因に関与する薬毒物の有無が判断できる。
・DNA分析などで個人特定ができる。
・死亡診断書の作成ができる。
 

【研究内容】
長尾 正崇:
・臨床法医学
・有機リン剤の細胞毒性の分子メカニズムの解明
・眼球発生にかかわる新規因子の同定とその機能解析

奈女良 昭:
・生体試料からの化学物質の精製法および精製素材の開発
・生体に影響を及ぼす化学物質の分析法開発とその解釈
・簡易薬物検査法の開発と実用化
 


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