病理学

武島 幸男 教授

【研究キーワード】
ヒトがん、病理学、環境発がん、アスベスト、病理診断、肺がん、中皮腫、分子標的治療

【最近のハイライト】
2003年以来、年2回の中皮腫パネル(悪性中皮腫の臨床・病理学的検討会)を実践し、全国の臨床医、病理医の中皮腫診断の精度向上に努めています。また、年2回の広島病理集談会を開催して、病理専門医の生涯教育や若手病理医の育成の一助となっています。研究では、中皮腫の病理診断に有用な新規抗体を明らかにするとともに、マイクロRNAの中皮腫細胞における役割を明らかにし、診断・治療へ繋がる研究を行っています。

研究者総覧へのリンク

教育内容
医学部医学科の病因病態学(病理学)の講義は、学生の積極的な学習を促すチュートリアル方式を取り入れ、学生が主体的に病気の原因、形態学変化、病理診断、治療などについての理解を深めらるような講義内容にしています。また、実習はバーチャルスライドを用います。高学年では臨床実習で1週間実習を行いますが、病理診断の現場(院外実習を含む)を見学してもらうほか、実際に標本を観察や臓器の切り出しなどを行うとともに、剖検例・手術例などの病理診断の過程を学びます。
大学院進学者は、下記の研究テーマで研究し、博士を取得するとともに、病理専門医、細胞診専門医の資格の取得を目指します。

研究内容
1.ヒトがん、特に悪性中皮腫・肺癌の生物学的特性の解析と病理診断・治療への応用展開
2.マイクロRNAなどのノンコーディングRNA解析による中皮腫・肺癌の生物学的特性の把握、診断応用
3.中皮腫細胞のapoptosis関連遺伝子・蛋白の役割に関する研究
4.一般病院病理検査室でも利用可能な診断用抗体の開発に関する研究
5.石綿関連肺がん・中皮腫の分子疫学的研究
6.マスタード曝露者の呼吸器障害の分子病理学的研究
7.バーチャルスライドを用いた病理教育・診断システムの開発

【写真説明】医学生とともにカンファレンスルームでネパールから教員、
エジプトから客員研究員を迎え、国際色豊かである。


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