産科婦人科学

工藤 美樹 教授

【研究キーワード】

妊娠高血圧症候群、早産、婦人科腫瘍、胎盤、薬剤耐性、トランスポーター

【最近のハイライト】
産婦人科の最新の研究成果として、胎盤形成に関わる新規タンパク:サプレシンに関する論文(Sugimoto et al, Sci Rep, 2019)、脱落膜に発現するIDO1タンパクの新規機能を提示した論文(Kudo et al, J Reprod Immunol, 2020)、卵巣癌における薬剤耐性のメカニズムを明らかにした論文(Koh et al, Cancer Genomics Proteomics, 2019)を報告しました。また、「ニコチンの経胎盤性移行の機序解明と栄養輸送への影響の解明」に関する研究が評価され、定金貴子先生が、第43回日本女性栄養・代謝学会学術集会にて優秀演題賞を受賞しました。最近ではOxford大学のDr.Vatish, Dr.Cerdeiraとの共同研究が始まり、「sFlt-1/PlGF比を用いた妊娠高血圧腎症の発症予知」に関する臨床研究が進んでいます。

研究者総覧へのリンク

【教育内容】
 産科婦人科学における教育内容は、講義を通して妊産婦や婦人科疾患の病態、診断、治療法などを理解することを目標としています。
 周産期、婦人科腫瘍、生殖・内分泌、女性ヘルスケアの4領域を中心に幅広く学びます。産科学ではとくに女性の一生においての大きなイベントである妊娠・出産についての正しい知識を習得し、妊娠・分娩時の異常を学びます。また、婦人科学では解剖、内分泌環境、腫瘍性病変等について学びます。
 臨床実習では病棟診療や外来診療、病棟カンファレンスを体験し、妊産婦や婦人科疾患患者への問診と必要な診察・検査などを考え、疾患の診断や治療法決定のプロセスと適切な対応を具体的に学ぶことができます。手術に参加し骨盤内の解剖を理解するとともに手術の基本的手技を習得することができます。

【研究内容】
周産期部門
1.ヒト胎盤に関する研究
2.炎症と周産期異常の関わり
3.ニコチンの経胎盤性移行の機序と栄養輸送への影響
4.血管成長因子と妊娠高血圧症候群発症との関わり

婦人科部門
1.卵巣癌におけるトランスポーターの発現と薬剤耐性の獲得機序の解明
2.卵巣癌の代謝機能に関わるアミノ酸輸送系の解析と新規治療法の開発
3.子宮内膜細胞診におけるmiRNAの有用性の検討

【写真説明】 産科婦人科学実験室


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