成人看護開発学

森山 美知子 教授

【研究キーワード】
ポピュレーション・ヘルス・マネジメント、緩和ケア、地域包括ケアシステム、慢性疾患ケア・疾病管理、家族看護、医療提供システム

【最近のハイライト】
本研究室で有効性を検証した糖尿病や慢性腎臓病、心不全や脳卒中といった慢性疾患ケアのプログラムから、大学発ベンチャー企業(株)DPPヘルスパートナーズが設立され、日本全国100を超える医療保険者、数千人の被保険者の方に疾病管理サービスを提供しています。また、慢性疾患看護専門看護師コースの卒業生がチームの一員として、広島県心臓いきいき推進事業を進めており、これは全国的に注目されています。さらに、本研究室の大学院生の研究成果が国に認められ、データヘルス計画につながりました。

研究者総覧へのリンク

教育内容
成人看護学は、看護の基本である基礎看護学を学習した上に成り立つ、臨床看護学の基本理論や技術、態度を学ぶ領域です。疾病の予防、疾病の急性期から、回復期/リハビリテーション、維持期、エンド・オブ・ライフ期までの看護を幅広く学習します。
学部教育では、主に理論や考え方、専門的な看護技術を学び、大学病院やリハビリテーション病院、緩和ケア病棟、訪問看護ステーションなどで、実際の患者さんの看護を学びます(実習)。
大学院では、人々の健康レベルやQOLの向上、そしてよりよい医療提供システムの実現を目指した研究を、企業や地域の自治体、医療機関と共同で実施するとともに、国際的に推進されている高度実践看護師(Advanced Practice Nurse:慢性疾患看護専門看護師)の養成を行っています。自律性とアカデミックレベルの高い、そして高度な看護技術を提供できる看護師の育成を行っています。海外との交流や共同プロジェクトも積極的に実施しています。

【研究内容】
データヘルス計画・ポピュレーション・ヘルス・マネジメントの展開
慢性疾患ケア:疾病管理プログラム・患者教育支援キット開発・尺度開発
Advanced Practice Nursing, 高度ケアマネジメントに関する研究
Chronic Care Professional (CCP) competency-based programの開発
Advanced Care Planningに関する研究
医療提供システム・アウトカムマネジメントに関する研究
プライマリ・ケアに関する研究
家族看護に関する研究

【写真説明】 患者さんのアセスメントのシミュレーション

【写真説明】 集中治療室(ICU)の実習で


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