地域保健看護開発学

【研究キーワード】
公衆衛生看護活動と評価、在宅療養者と家族への支援、介護予防と在宅ケアマネジメント、保健医療福祉制度、地域で行なう生活習慣病・がん・認知症への看護

【最近のハイライト】
 公衆衛生看護では、保健師の現任教育についてICT教育による教育方法を開発しています。保健師が活躍する分野は行政機関や産業保健での職域、地域包括支援センター、医療機関の健診部門や地域連携室など様々ですが、どこで活躍しても保健師に期待される能力である家族介入での実践力育成を目指しています。
 在宅ケアの分野では、がんや看取りにおける療養者と家族への支援について、訪問看護師とケアマネジャーが力量を高める看護、連携、ネットワークづくりでの教育的な研究を行っています。

【教育内容】
本研究室では、地域で働く看護師と保健師の養成教育を担当しています。地域看護の場は、訪問看護ステーションや地域包括支援センター、介護保険施設、行政機関、事業所や企業、検診機関、病院の地域連携室などがあり、医療のみでなく保健や福祉の領域も含んでいます。そのため、他職種との連携により生活者のQOL改善や向上が実践できる、専門職教育を重視しています。また、年に1回、行政機関で働く卒業生を招き、学生と卒業生が保健師の専門性を深め、同窓会としての親睦をはかる交流会を開催しています(写真)。

【研究内容】
研究室では、公衆衛生看護と在宅ケアにおける研究を行っています。一次予防では行政保健師や産業保健師が行なう健康づくりでの保健活動や保健指導について、三次予防では訪問看護や介護保険制度でのケアマネジメントや介護予防を研究テーマとしています。専門職としての卒後教育も重要であり、特に保健師やケアマネジャーの現任教育については、フィールドへのアウトリーチによる研究を重視しています。

【写真説明】 卒業生の保健師と在学生との交流会(1)

【写真説明】  卒業生の保健師と在学生との交流会(2)


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