精神機能制御科学

岡村 仁 教授

【研究キーワード】
精神、心理、がん、高齢者、認知症、リハビリテーション

【最近のハイライト】
高齢化が急速に進むなか、わが国の認知症高齢者の数は着実に増加しています。それに伴い、リハビリテーションの役割はもますます重要になってくると思われますが、認知症高齢者に対するリハビリテーションは未だ試行錯誤の段階であり、その確立が急務といえます。我々は現在、高齢者あるいは認知症高齢者の認知機能改善を目指したリハビリテーションシステムの開発を企業と共同で進めており、商品化を目指しているところです。

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教育内容
学部:看護学、理学療法学、作業療法学の3専攻に対して精神障害に関する基本的な知識、疾患の特徴、治療を含めた対応などを教育しています。併せて、コミュニケーションスキルに関する講義を行い、患者さんとのコミュニケーションの重要性を伝えています。また作業療法学専攻については、精神科作業療法の基礎から実践までを教育しています。
大学院:専攻や職種にとらわれず、精神・心理的な側面に関わる研究についての論文の読み方から研究計画の立案、研究の実施、解析、論文化、プレゼンテーションまで、幅広く教育しています。

【研究内容】
いずれも心理・社会的な側面に着目した
1.がん/終末期リハビリテーション(cancer rehabilitation)に関する研究
2.認知症高齢者に対するリハビリテーションに関する研究
3.精神障害者に対するリハビリテーションに関する研究
を中心に、教授1名、講師1名、助教1名、大学院生30名(博士課程前期10名、博士課程後期20名)の体制で取り組んでいます。

【写真説明】 研究室では、週に1回、英文抄読を中心としたゼミを開催しています。
写真はある日のゼミの風景です。


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