感覚運動神経科学

桐本 光 教授

【研究キーワード】
<桐本>
臨床神経生理学、非侵襲的脳刺激法、誘発電位、運動制御、体性感覚、手指巧緻運動
<三木>
作業療法、がん、リハビリテーション評価、地域包括ケアシステム、地域リハビリテーション

【最近のハイライト】
2017年6月より桐本が就任し、感覚運動神経科学教室と名称を改め、新体制がスタートしました。ヒトに対する非侵襲的脳刺激をテーマとし、最近は静磁場刺激(頭皮上に強力なネオジム永久磁石をおく)により感覚情報の中枢神経処理過程をモジュレートできることを明らかにしてきました(Kirimoto et al, Brain Stimulation, 2014; Scientific Report, 2016)。静磁場刺激により、脳の過剰な活動を抑制する、あるいは薬剤難治性慢性疼痛を緩和するなど、リハビリテーションの現場への臨床応用を目指しています。
また引き続き、がんに対するリハビリテーション(作業療法)の有効性の検証や、効果測定が可能となる包括的評価尺度の開発に関する研究も精力的に継続します。

研究者総覧へのリンク

【教育内容】
身体障害作業療法領域の評価法と介入法を中心とし、その背景にある作業療法学の歴史や理論体系なども幅広く担当しています。運動学実習ではヒトが外部刺激に応答して運動を開始するまでの神経経路や姿勢を制御する仕組みを理解するための実験メニューを用意しています。作業療法学研究法では、リハビリテーションに関する海外の最新の研究成果を紹介します。全体を通じて新たなニューロリハビリテーション・メニューを開発し、実践できる作業療法士の育成を目指しています。

【研究内容】
<桐本>
  1. 非侵襲的脳刺激による中枢神経疾患の機能回復促通と慢性疼痛の緩和
  2. ヒトの巧みな手指巧緻運動を可能にする神経基盤の探索
<三木>
  1. 身体障害領域のリハビリテーションで用いられる評価尺度の妥当性・信頼性
  2. がん患者に対する作業療法の包括的評価尺度の開発及び介入効果の検証
  3. 地域包括ケアシステムに向けたリハビリテーション職種の役割とニーズに関する調査

【写真説明】主な非侵襲的脳刺激法の実施例


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