てんかん学

飯田 幸治 教授

【研究キーワード】
てんかん、難治性てんかん、脳波、脳磁図、焦点切除術、迷走神経刺激療法、ロボット支援下定位的頭蓋内脳波(SEEG)、地域診療連携

【最近のハイライト】
てんかん地域診療連携体制整備事業における実用的な広島県モデルを構築し、全国に発信しています。難治性てんかんの外科治療においては、中四国地方で唯一稼働している脳磁計(MEG)を用いて焦点診断のための新たな解析法の開発を行っています。また、近年導入された定位手術ロボットを用いた定位的頭蓋内脳波(SEEG)および検査結果に基づく治療評価に関する研究を進めています。

研究者総覧へのリンク

【教育内容】
てんかんは小児から成人、高齢者まで幅広い年齢で発症し、薬物治療や外科的介入まで様々な治療手段があります。あらゆるてんかん病態に対して、幅広く診療するために、特に神経系の診療科との診療連携を行っています。こうした連携の中で、てんかん疾患の病態、診断、治療についての基本的知識を習得し、医師として必要な発作への対応や診断能力を身に付けることを目標に教育を行っています。

【研究内容】

  • てんかん焦点診断における電磁気生理学的研究:てんかん病態解明と手術予後へのMEG臨床応用、定位的頭蓋内脳波(SEEG)によるてんかん外科治療
  • てんかんモデルラットを用いた迷走神経刺激療法(VNS)の抗てんかん作用の機序解明
  • てんかん地域診療連携体制整備事業における質の高いケアモデルの開発・強化
  •  医療用ICTを用いた遠隔脳波データ判読システム作り
  •  脳内神経生理に基づいたてんかん発作による運転不能の予兆検知アルゴリズムの基盤技術開発
  • てんかん手術における頭蓋内深部電極留置技術を用いた感情の島皮質-内臓感覚能動的推論(IMAC)モデルの検証 (BMKセンター共同研究)
     


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