上肢機能解析制御科学

砂川 融 教授

【研究キーワード】
上肢運動器障害、手外科、手のリハビリテーション、脳機能、動作解析

【最近のハイライト】
運動イメージを行う際にどのような画像を提示すると脳活動や運動パフォーマンスに効果があるかを検討し、速度の遅い画像を提示することで視線の移動範囲が広がりパフォーマンスが向上することが判明しました。また、一次運動野への経頭蓋直流電気刺激は手指の感覚に影響を与え、痺れモデルで感覚障害が減少することが明らかとなりました。

研究者総覧へのリンク

【研究室主要論文】
・CORRELATION BETWEEN HOURGLASS-LIKE FASCICULAR CONSTRICTION" AND IDIOPATHIC ANTERIOR INTEROSSEOUS NERVE PALSY", MUSCLE & NERVE, 55巻, 4号, pp. 508-512, 201704
・HIGH-RESOLUTION ULTRASONOGRAPHIC EVALUATION OF HOURGLASS-LIKE FASCICULAR CONSTRICTION" IN PERIPHERAL NERVES: A PRELIMINARY REPORT", ULTRASOUND IN MEDICINE AND BIOLOGY, 40巻, 7号, pp. 1718-1721, 201407
・Role of simple cold storage in preventing epiphyseal growth plate impairment after replantation surgery in immature rats, J Reconstr Microsurg, 21巻, 7号, pp. 483-489, 20051001

【教育内容】
学部では、作業療法の実践および運動器障害を考える上で基礎となる人体の動き、関節の動きを学ぶ「運動学」、運動器障害を学ぶ「リハビリテーション整形外科学」、運動器障害の治療方法を学ぶ「身体障害作業療法学」の講義を行っています。
大学院では、上肢機能の解析方法の一つである動作解析、および上肢機能を制御する脳機能について体系的に学べるよう取り組んでいます。

【研究内容】
「動作解析を用いた上肢運動器障害の病態解析に関する研究」、「手外科に関する研究」、「脳磁図および近赤外分光装置を用いた脳活動の研究」、「三次元CTを用いた関節運動の詳細な計測に関する研究」を行っています。臨床に有益な知見を積み上げ、研究成果をリハビリテーションの臨床現場に還元することを目指し、日々研究を行っています。

【写真説明】球体を把持する時の動作解析。右がスティックピクチャ。


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