ことばは、世界を創造するとともに、神をも滅ぼす
ことばの本来の力が発揮される「呪文」とは何か。
なぜ「真の名前」は秘されるのか。
古代インドのヴェーダ文献・神話を中心に、
ことばの持つ無限の力を探究する。
呪文・呪術の源泉に迫る、シリーズ神話叢書、第2弾!
呪文を唱えて火を操り、敵の部族や悪魔を倒す話。
呪術師たちを引き連れて呪文を唱えることで、神が洞窟の壁を打ち砕く話。
名前をくれ、名前をくれと懇願してくる神の話。
ことばを間違えて取り返しのつかない失敗をした魔神の話。
世界を理解するための知識が集積された「ヴェーダ文献」。神々への賛歌を集めた『リグ・ヴェーダ』とヴェーダ祭儀書文献における「ことばと呪力」にまつわる物語を読み解く。
(出版社ウェブサイトより引用)