シェリ=ビビの最初の冒険

『オペラ座の怪人』の著者ガストン・ルルーが書いたもう一人の怪人シェリ=ビビの物語です。フランス文学の地下鉱脈にある囚人文学の伝統を継承する作品ですが、この系譜の文学を賑わせてきた冷酷非情なダークヒーローたちの中で、根は純朴で愛情深く、時に突拍子もない行動に走って周囲を驚かせるシェリ=ビビは異彩を放っています。
1913年の新聞連載で人気を集めてから今日にいたるまで、読み継がれてきただけでなく、フランスやアメリカでは、映画やBD(バンド・デシネ)などにも翻案されてきました。日本語訳は、本書が初めてだと思います。
著者 | ガストン・ルルー(宮川朗子訳) |
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出版社 | 国書刊行会 |
出版年月 | 2022年10月12日 |
ISBN | 978-4-336-07357-0 |
値段 | 定価 3,960円(本体3,600円+税) |
種類 | 翻訳 |
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広島大学大学院人間社会科学研究科
宮川 朗子
akikomiy*hiroshima-u.ac.jp
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